アメリカでは、ネットサービスを利用した「恋人探し」は一般的だ。細かな趣味嗜好を叶えるために、合理的なソリューションとして、多く利用されている。そのようないわゆる「出会い系」サービスに、日本で感じるようなネガティブな印象は少ない。
そんななか、スマホアプリの「Tinder(ティンダー)」というサービスが注目を集めている。特にユニークなのが、そのUI(ユーザーインターフェイス)だ。基本的にはただスワイプするだけ。GPSデータで抽出された、近くに存在する恋愛対象候補のプロフィール写真が次々と画面上に表示され、それを興味の有無で左右に取捨選択していくのだ。
この「Tinder」を利用すると、ユーザーはまるでゲームをしているような感覚に陥るという。そのため、日常のストレスを忘れてスワイプに熱中してしまうほど、中毒性があるのだとか。この「Tinder」がいま、マーケティングの場として、ブランドの注目を集めている。