米Facebookは、本日(2015年11月5日)発表された2015年第3四半期の決算報告において、デイリーでの平均ユーザー数が初めて10億人を超えたと述べたうえで、自社プラットフォーム上での動画視聴数が1日あたり80億回にもなると発表した。これは2015年4月時点での40億本から、再生数が一気に倍増したことを意味する。こうした要因もあってか、Facebookはこの四半期で、前年同期の30億ドルを上回る43億ドルの広告売り上げを記録した。
マーク・ザッカーバーグCEOは、ウォール街のアナリストとの電話で「我々にはビデオの共有に最適な場所を作るチャンスがある」と発言したという。さらに「より高品質なビデオへのニーズ、そして顧客からの強い需要がある」として、この1年間で広告の平均価格を61パーセント引き上げるなど、依然として強気の姿勢を崩すことはないようだ。
米Facebookは、本日(2015年11月5日)に発表された2015年第3四半期の決算報告において、デイリーでの平均ユーザー数が初めて10億人を超えたと述べたうえで、自社プラットフォーム上での動画視聴数が1日あたり80億回にもなると発表した。これは2015年4月時点での40億本から、再生数が一気に倍増したことを意味する。こうした要因もあってか、Facebookはこの四半期で、前年同期の30億ドルを上回る43億ドルの広告売り上げを記録した。
賛否問わず話題に上がるFacebook動画
自動再生動画に多額の出資をしているFacebook。ブランド企業たちは、たくさんの動画広告コンテンツを投下しているものの、そのメニューに対する批判がないわけではない。たとえばグローバル規模の広告代理店グループMのチーフ・デジタルオフィサーであるロブ・ノーマン氏は、かつて米DIGIDAYに対し「Facebookによる動画広告の効果測定には問題がある」と、語ったことがある。
一方、マーク・ザッカーバーグCEOは、ウォール街のアナリストとの電話で「我々にはビデオの共有に最適な場所を作るチャンスがある」と発言したという。さらに「より高品質なビデオへのニーズ、そして顧客からの強い需要がある」として、この1年間で広告の平均価格を61パーセント引き上げるなど、依然として強気の姿勢を崩すことはないようだ。
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Testing New Video Experiences on Facebook
Posted by Facebook Media on 2015年10月13日
進化を続けるFacebookの動画投稿
Facebookが進める新しい取り組み
また、Facebookではより没入できる広告の開発を着実に進めている。ザッカーバーグ氏としては、2014年に買収したVRヘッドセット「オキュラス・リフト」がすぐに時代の主流になるとは考えていないと思うが、モバイルアプリや傘下のインスタグラムでのカルーセル広告など、マーケティングファーム各所から注目を集めているサービスも多い。
さらにビデオクリエイターと広告収入をレベニューシェアする、YouTuber的なモデルまでスタートしたザッカーバーグ氏。ビデオプロデューサーたちがFacebookのプラットフォームで、直接コンテンツを販売できるようにすることを示唆したという。Facebookが動画マーケティングの覇権を狙う野心的な取り組みについては、競合のYouTubeならずとも目を離せない状況だ。
written by ワタナベダイスケ(参考記事)