オランダに本社を置くグローバル大企業といえば、KLMオランダ航空、ユニリーバ、ハイネケンなどが挙げられる。この国では、広告のクリエイティブシーンも活況で、ワイデン・アンド・ケネディ(Wieden+Kennedy)、180、DDBなど、グローバルなエージェンシーが拠点を置いている。
オランダの広告業界は最先端テクノロジーで知られ、とりわけ90年代以降はグラフィックス、デザイン、動画の分野で有名だが、デジタル広告も成熟しており、もはやただの専門的分野だとは考えられていないという。そう語るのは、DDB&トライバル・ワールドワイド・アムステルダムで共同最高経営責任者(CEO)を務めるサンドラ・ソスキッヒ氏だ。
では、オランダの広告業界の特色について、詳しく見ていこう。