ヘッダー入札は「すべてを台無しにしてしまう」のか? そのマネタイズ特効薬の副作用

パブリッシャーが、複数のアドエクスチェンジをまたいでオークションを実施できるようにした「ヘッダー入札」は、広告業界において最近もっとも人気の言葉のひとつだ。パブリッシャーにとって、ヘッダー入札はチャレンジしてみたい戦略と見ているところも多いだろう。しかし、そうしたテクノロジーの背後に潜む、欠陥を見据えようとしているかは、疑問である。

広告枠の値崩れを防ぐことができる、ヘッダー入札。パブリッシャーが在庫となっている広告枠を捌きたいとき、同時多発的に複数のアドエクスチェンジでオークションにかけることを意味する。そうすることで、必然的にオークションへ参加するバイヤーの数が増えるため、より広告収益を上げやすくなるのだ。

しかし、ヘッダー入札はページの読み込み時間を遅くするというリスクを内包している。ヘッダー入札を実行することで、WebサイトにおけるHTMLのヘッダー部分にJavascriptを連ねなければならない。そうなれば、ページの表示に時間をかけてしまうことは必至だ。これは、パブリッシャーがいくつのヘッダー入札アドテク業者と契約するかによって、大きく影響することになる。