アドブロック問題は「不毛ないたちごっこ」なのか?:各メディアの対応まとめ

広告が目障りだから、見えないようにブロックする。広告をブロックする読者はサイトの売上に貢献しないから、見られないようにブロックする。ユーザーとサイトの間で、そんな堂々廻りのような事態が起きています。

いわゆる「広告ブロック」は昔から存在しましたが、AppleのiOS 9以降、特に注目を浴びはじめました。いまやスマホアプリでもWebブラウザでもさまざまな広告ブロックが提供されており、世界的にこれをめぐる議論がおこなわれています(アプリは有料のものも多く、広告だけでなくウィジェットなどもブロックできたりします)。

少し昔では2010年、テックメディア「アルス・テクニカ(Ars Technica)」の読者のうち4割がWebブラウザに広告ブロックを入れていたという話がありました。もちろんこの割合の高さは、テック関連を扱うメディアのため、読者のITリテラシーが高いからという理由でした(今後もメディアのジャンルによって、広告ブロックの利用率は分かれると思います)。これに対して、「アルス・テクニカ」側は有料登録すると、広告がなくなるというメニューを提供しましたが、こうしたカウンターはユーザー目線ではなかったのかもしれません。

現在、広告ブロックをめぐる状況はどのようなもので、メディア側はどのように考えているのでしょうか。