パブリッシャーにとって、2020年に向けた最優先の課題は、やはり読者から直接得られる収益だった。米DIGIDAYがこの秋にパブリッシャー135社を対象に行った新しい調査によれば、回答者の46%近くが、サブスクリプションの拡大をこれから半年間に積極的に取り組む課題として挙げている。
パブリッシャーにとって、2020年に向けた最優先の課題は、やはり読者から直接得られる収益だった。
米DIGIDAYがこの秋にパブリッシャー135社を対象に行った新しい調査によれば、回答者の46%近くが、サブスクリプションの拡大をこれから半年間に積極的に取り組む課題として挙げている。そのほかの優先的な課題は直販広告の拡大で、パブリッシャーの64%が大いに注力または最大限に注力する課題だと回答した。
どちらの結果も驚くことではない。サブスクリプションは、収益を生み出す重要かつコントロール可能な方法だ。しかも、リソースの割り当てに必要なコストが少なくなることさえある。米DIGIDAYが2018年に行った調査では、パブリッシャーの75%が、サブスクリプションに割り当てるリソースが、自社のリソース全体の25%未満だったと述べている。デジタル広告市場が不安定さを増すなか、持続可能な収益源を確保する取り組みは、どんなものでも優先事項となるのだ。
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広告の直接販売は難しい取り組みになる可能性があるが、収益面ではいまのところ好調だ。2019年には、パブリッシャーの半数以上が、直販広告を大きな収益源または非常に大きな収益源だと報告した。
年間収益が5000万ドル(約54億円)以上のパブリッシャーは、最大限に注力する計画がある分野として、サブスクリプション、動画広告、および広告収益の拡大(プログラマティック広告と直販広告の両方)を挙げた。
一方、年間収益が5000万ドル未満のパブリッシャーも広告に注力しているが、サブスクリプションはそれほど重視していない。
Shareen Pathak(原文 / 訳:ガリレオ)