パブリッシャーは、自社ユーザーとの類似性が高いプラットフォームからの収益化について模索している。2018年9月に開催した米DIGIDAY主催のパブリッシングサミット(Publishing Summit)でパブリッシャー幹部91人を対象に行った調査で、回答者は、各プラットフォームの収益化を1~5で評価した。【※本記事は、一般読者の方にもnoteにて個別販売中(480円)です!】
パブリッシャーは、自社ユーザーとの類似性が高いプラットフォームからの収益化について模索している。
2018年9月に開催した米DIGIDAY主催のパブリッシングサミット(Publishing Summit)でパブリッシャー幹部91人を対象に行った調査で、回答者は、各プラットフォームの収益化を1~5で評価した。Facebookは平均スコア2.22で最高位となり、さらに2.0以上のスコアを獲得した唯一のプラットフォームだった。YouTubeは1.85で第2位に、Apple Newsは1.70で第3位につけた。
Twitterは、広告収益が急増しているにも関わらず成績が振るわず、Pinterest(ピンタレスト)やFlipboard(フリップボード)より低い評価となった。Snapchat(スナップチャット)もまた、収益化が難しいプラットフォームと判断された。
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プラットフォームから収益が出ているかどうかを証明することは難しいが、パブリッシャーは、ほとんどの場合、プラットフォーム依存になることについての教訓を学んできた。9月のDIGIDAYパブリッシングサミットで調査したパブリッシャーの86%は、自社所有のプロパティーから収益の半分以上をあげている、と答えている。
Facebookのアルゴリズム変更や、Go90(ゴーナインティ)のサービス停止後に、ライセンス料で破綻を免れてきたオウサムネスTV(AwesomenessTV)が売却されたことにより、バイラルに依存するパブリッシャーはたちまち、挫折や事業縮小の憂き目に遭った。パブリッシャーは、減少している広告売り上げに代わるプラットフォームに目を向けるのではなく、複数の収入源の確保に焦点を狭めてきている。
Mark Weiss(原文 / 訳:ガリレオ)