Facebookにおいて「ライブ動画」の位置づけが変わろうとしている。
情報筋によると、Facebookは複数のパブリッシャーとパートナーシップを結び、テレビ並に高品質なライブビデオを配信できるツールを開発したという。いままでのFacebookの「ライブ動画」は、1台のスマートフォンやタブレットで撮影されていたが、今後、大手パブリッシャーはそれぞれの調整室で映像の編集ができるようになる。そのため、複数台のカメラを使用するなど、複雑な編集が可能になるそうだ。
このウワサの内容についてFacebookは、同社が4月12日から13日にかけてサンフランシスコで開催する開発者会議「F8」で発表する計画だと、情報筋は明かす。また、「F8開発者会議はメディアパブリッシャーにとって重要なものにもなる」とも語っている。
Facebookにおける「ライブ動画」機能の位置づけが変わろうとしている。
情報筋によると、Facebookは複数のパブリッシャーとパートナーシップを結び、テレビ並に高品質なライブビデオを配信できるツールを開発したという。いままでのFacebookの「ライブ動画」は、1台のスマートフォンやタブレットで撮影されていたが、今後、大手パブリッシャーはそれぞれの調整室で映像の編集ができるようになる。そのため、複数台のカメラを使用するなど、複雑な編集が可能になるそうだ。
このウワサの内容についてFacebookは、同社が4月12日から13日にかけてサンフランシスコで開催する開発者会議「F8」で発表する計画だと、情報筋は明かす。また、「『F8』開発者会議はメディアパブリッシャーにとって重要なものにもなる」とも語っている。
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10万人が視聴する媒体も
もしこのシステムが計画通りに発表されたならば、Facebookで動画をライブストリーミング配信しているパブリッシャーにとって、相当有益なものとなる。アメリカのABCニュースからプロアメリカンフットボールチームのデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)に至るまで、多くのパブリッシャーがFacebookの「ライブ動画」機能をオーディエンスにリーチできる手軽な方法だと認識して使用しているからだ。
事実、このようなコンテンツを視聴しているFacebookユーザーは多い。主にセレブ関連のニュースを取り扱うTMZでは、ライブ配信を行うたびに10万人ほどが視聴するという。
Facebook「ライブ動画」の魅力
小さなパブリッシャーにとっては特にそうだが、Facebook「ライブ動画」の魅力の一部は、多くの費用や人材を要しないところにある。スマートフォンやタブレットで撮影するのに、1人いれば十分だからだ。いくつかのパブリッシャーでは、カメラマンの後ろに立ってコメントやエンゲージメントを管理するスタッフを置く場合もある。こうした利点と、Facebookの強力なリーチ力が合わさり、競合他社のサービスと比べて、より広く利用されているのだ。
またFacebookは、さらに多くのテレビ局に動画コンテンツを配信してもらいたいと考えている。そのため、テレビ局のライブビデオ配信技術はFacebookにとって有益なものとなるだろう。テレビ放映と同時にFacebookでもライブ放送を行ったり、テレビ品質のニュース番組をFacebook用に制作することもできるからだ。
「技術の素晴らしい進歩だ」と、情報筋は語る。
今回、米DIGIDAYでは、Facebookにもコメントを求めたが、得られた回答は「私たちは少数のパートナーたちと、ライブ動画をFacebookで共有するさまざまな方法を試している」という内容だけ。それ以上のことを語ってくれることはなかった。
Sahil Patel(原文 / 訳:BIG ROMAN)