画像共有SNS「Pinterest(ピンタレスト)」は、新たなビジュアル検索ツールを間もなく提供することを明らかにした。これによってユーザーは雑多で混沌としたピンの集積のなかから、気になったものを簡単に見つけることができるようになる。もしかすると、こうしたビジュアル検索は、Pinterest以外のSNSにも望まれる機能となるかもしれない。
この検索ツールでは、ピンされた画像の一部をハイライト選択して、写真に写っているアイテムを見つけ出せるようになる。例えば洒落たダイニングの写真から、そこにあるペンダントライトと同じ商品を見つけ、さらにそのまま購入するといった具合に。ユーザーはWebおよびモバイルのアプリからこの機能にアクセスできるようになる。
SNS写真がユーザーとの新たなコンタクトポイントに。
画像共有SNS「Pinterest(ピンタレスト)」は、公式ブログ「クレイジーファン(crazy fun)」と呼ばれる新たなビジュアル検索ツールを間もなく提供することを明らかにした。これによってユーザーは雑多で混沌としたピンの集積のなかから、気になったものを簡単に見つけることができるようになる。もしかすると、こうしたビジュアル検索は、Pinterest以外のSNSにも望まれる機能となるかもしれない。
この検索ツールでは、ピンされた画像の一部をハイライト選択して、写真に写っているアイテムを見つけ出せるようになる。例えば洒落たダイニングの写真から、そこにあるペンダントライトと同じ商品を見つけ、さらにそのまま購入するといった具合に。ユーザーはWebおよびモバイルのアプリからこの機能にアクセスできるようになる。
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ところで、Pinterestは2015年1.69億ドルだった売上を、2018年には28億ドルにまで引き上げられると見込んでいる。この成長の鍵となるのが、今年の始めに導入した「プロモートピン(法人向けの有料ピン)」と、ユーザーがPinterestを離れることなく買い物ができる「購入ボタン」だ。
ビジュアル検索ツールが実装されれば、ユーザーはプロモートピン経由で検索した商品を直接購入することができるようになり、広告主にとっての恩恵も大きい。またPinterestとしても、ユーザーが初めて商品に触れるサーチエンジンとなれることは、戦略上きわめて重要である。
もちろん、以前よりGoogleの画像検索アプリ「Google Goggles」が存在していたりと、ビジュアル検索ツール自体は決して目新しいものではない。しかしPinterestが持つ500億にもおよぶ画像データベースは、既存サービスとの差別化に貢献してくれるはずだ。この機能は、Pinterestがより収益性の高いプラットフォームになるために、大きな役割を担うことになるだろう。
written by ワタナベダイスケ(参照記事)
Images via Pinterest Blog.