「Google+」は2015年11月17日、大幅なリニューアルを実施した。
2011年の初リリース以来、幾度かの仕様変更を繰り返してきた同サービス。従来のコミュニティ機能に加え、トピックごとに投稿を分類する「コレクション」を使って、趣味や興味に関連するコンテンツを楽しむスタイルへと変更された。
これにより、Google+のルック・アンド・フィールは、画像共有SNSのPinterest(ピンタレスト)やソーシャルブックマークReddit(レディット)に近いものとなる。ソーシャルプラットフォームの覇権を握るFacebookを、異なるアプローチから追撃していくことになる。
「Google+」は2015年11月17日、大幅なリニューアルを実施した。
2011年の初リリース以来、幾度かの仕様変更を繰り返してきた同サービス。従来のコミュニティ機能に加え、トピックごとに投稿を分類する「コレクション」を使って、趣味や興味に関連するコンテンツを楽しむスタイルへと変更された。
これにより、Google+のルック・アンド・フィールは、画像共有SNSのPinterest(ピンタレスト)やソーシャルブックマークReddit(レディット)に近いものとなる。ソーシャルプラットフォームの覇権を握るFacebookを、異なるアプローチから追撃していくことになる。
Advertisement
また、デスクトップとモバイル(AndroidおよびiOS)で統一されたユーザーインターフェースを採用。日本のユーザーもWebブラウザからGoogle+にログインすることで、すでにこの新しいインターフェースを利用することができる。
今回のアップデート内容はさておき、これまでの経緯を見る限り、ソーシャルネットワークはGoogleにとっての不得意分野といわざるをえない。特にアクティブユーザーの少なさが、現状の大きな課題だ。
公式ブログの発表によると「1日あたり平均120万のコミュニティおよびコレクションへの参加がある」とされている「Google+」。しかし、「ビジネスインサイダー」によると、Google+には22億人がサインアップしているにも関わらず、投稿しているのはそのうちの10%未満に過ぎないという最新報告もあるほどだ。
お察しの通り、こうした背景には、GmailやYouTubeといった、ほかの関連サービスを利用するために、Googleアカウントを開設するユーザーが多いという事情がある。そして、現状でのユーザーのアクティビティとは関係なく、すでにGoogle+アプリはすべてのAndroid端末にプリインストールされていたりと、プラットフォームとしての浸透性は非常に高い。Googleがソーシャルメディアで巻き返しをはかるための土台は、着々とできあがりつつあると言えそうである。
written by ワタナベダイスケ(参照記事)
Images via Google Official Blog.