インスタグラムは、ユーザーのフィードにアルゴリズムを導入することを発表した。Facebookの影に隠れてあまり目立っていないものの、インスタグラムはフィード上の投稿された写真の時系列表示を、2010年以来変更することになる。今後、ユーザーと投稿者の関係性や投稿のタイミングに基づいて表示されることになるという。
「ニューヨーク・タイムズ(New York Times)」が、今回の速報を一番に報じ、インスタグラムユーザーがフィード上の投稿の70%を見逃しているという事実が、今回の仕様変更の経緯だと伝えた。実際、毎日4億人以上の訪問者を抱えるインスタグラムにとって、タイムラインに個々の投稿が埋もれてしまうことは避けられなかったことでもあった。
インスタグラムは、ユーザーのフィードにアルゴリズムを導入することを発表した。Facebookの影に隠れてあまり目立っていないものの、インスタグラムはフィード上の投稿された写真の時系列表示を、2010年以来変更することになる。今後、ユーザーと投稿者の関係性や投稿のタイミングに基づいて表示されることになるという。
「ニューヨーク・タイムズ(New York Times)」が、今回の速報を一番に報じ、インスタグラムユーザーがフィード上の投稿の70%を見逃しているという事実が、今回の仕様変更の経緯だと伝えた。実際、毎日4億人以上の訪問者を抱えるインスタグラムにとって、タイムラインに個々の投稿が埋もれてしまうことは避けられなかったことでもある。
インスタグラムは、「ニューヨーク・タイムズ」の取材に対して、今回のアルゴリズム導入によってもたらされる新しいフィードの情報について、以下のように詳細を語った。
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インスタグラムは、マシーンラーニング技術と、ユーザーが興味をもつ可能性の高いコンテンツや投稿タイミング、そして投稿者とユーザーとの関係性などを融合したシグナルによって、フィードに表示する投稿を決定していく。そして、従来通り、コンテンツに投稿日時が表示されることは変わらない。
この仕様変更が、一夜にしてすべてのユーザーに対応されることはない。ユーザー全体の数%の規模で実験的にアルゴリズム導入を開始し、ユーザー全体のサービス使用にどんな変化をもたらすのかを調査する計画だ。Facebookのように、フィード上のタイムライン仕様の切り替えを、ユーザーの好みによって選択出来るのかは明らかになっていない。
「ニューヨーク・タイムズ」は、「今回の変更が広告主たちに影響を与えることはないだろう。なぜなら、広告はすでに、今回の変更と同じようなターゲティング法則を採用しているからだ」と指摘している。また、ブランドはアルゴリズム導入を歓迎していることは、DIGIDAYの記事で報じている。
もちろん最終的なゴールは、ユーザーがもっと長い時間をインスタグラムに費やすことで、広告の露出や出稿頻度を増やし、さらに大きな利益を生みだすことだ。
Jordan Valinsky(原文 / 訳:中島未知代)
Image via Thinkstock / Getty Images