写真共有アプリであるインスタグラムは、兄弟分のFacebookを真似て、コンタクトボタンや分析用ダッシュボード、新しい有料のプロモーション用ツールをいくつも備えた、カスタムビジネスページを開始する予定だ。
最大の変化は、投稿のパフォーマンスについて、より多くのインサイトを企業に与えてくれる新しい分析メニューである。インスタグラムは今後、企業に対して、「いいね!」やコメントの数だけではなく、インプレッション数やエンゲージメントなどの詳細情報を提供していく。
インスタグラムが、ブランド広告の掲載方法を大きく変更しようとしている。
写真共有アプリであるインスタグラムは、兄弟分のFacebookを真似て、コンタクトボタンや分析用ダッシュボード、新しい有料のプロモーション用ツールをいくつも備えた、カスタムビジネスページを開始する予定だ。
最大の変化は、投稿のパフォーマンスについて、より多くのインサイトを企業に与えてくれる新しい分析メニューである。インスタグラムは今後、企業に対して、「いいね!」やコメントの数だけではなく、インプレッション数やエンゲージメントなどの詳細情報を提供していく。
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見た目はこんな感じだ。
そのうえで、投稿がうまく機能していれば、インスタグラムに料金を支払って、未フォローのユーザーや新しい属性の層への露出を増やすことが可能だ。この変更は、インスタグラムが先日実装したアルゴリズムに呼応しており、ニュースフィード内で主要な位置を占めたいパブリッシャーやブランドに対価を求めるFacebookの戦略に倣った内容となっている。
ユーザーのタイムラインへの表示と引き替えに、インスタグラムへの費用の支払いを強いられることで、このプラットフォームの使用をやめるブランドが出てくるかもしれない。グローバルメディアエージェンシー、MECのソーシャル担当責任者、ノア・マリリン氏は以前、米DIGIDAYに対して「予算が少なく、エンゲージメント率も低いブランドは、自然と淘汰される」と、語っていた。
Facebookはこのところ、インスタグラムを収益のあがる巨大企業に変身させることに注力してきた。それには十分な理由がある。リサーチ企業eマーケター(eMarketer)の予測によると、インスタグラムの全世界売上は、2016年に15億3000万ドル(約1640億円)に達し、2015年から144%増加するという。したがって、中小企業に焦点を合わせることは、純益をさらに増やす方法のひとつだ。
新ツールは、米国、オーストラリア、ニュージーランドで数カ月のうちに利用可能となる。
Jordan Valinsky(原文 / 訳:ガリレオ)