GoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏(TOP画像)が、プログラマティック広告について語リ始めた。いかに多くの広告主を惹き寄せられるか、すでに戦略が組み上がっているようだ。
同社のCEOに就任して18カ月。大勢の広告主たちがGoogleのプログラマティック広告プラットフォームを利用し、その数は倍増している。同氏は、2015年10月22日に行った第3四半期の業績発表後、ウォール街のアナリストと語りあった。
ピチャイ氏は、ライバル社のAppleが行ったコンテンツブロックを発端とする、いま業界で話題のアドブロックについて言及。「アドブロッキングに関しては、もう目新しいトピックではない」とアナリストの質問に答え、Googleにとっては、いままで以上に重要な問題にはならないだろうと付け加えた。
GoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏(TOP画像)が、プログラマティック広告について語リ始めた。いかに多くの広告主を惹き寄せられるか、すでに戦略が組み上がっているようだ。
同社のCEOに就任して18カ月。大勢の広告主たちがGoogleのプログラマティック広告プラットフォームを利用し、その数は倍増している。同氏は、2015年10月22日に行った第3四半期の業績発表後、ウォール街のアナリストと語りあった。
ピチャイ氏は、プログラマティック広告を「いまちょうど始まったばかりの新しい分野だ」とコメント。広告主や代理店はGoogleが運営するDSP、DoubleClick Bid Manager(ダブルクリック・ビッド・マネジャー)を介して、キャンペーンを展開することができる。
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アドブロックは過去の話題
また同氏は、ライバル社のAppleが行ったコンテンツブロックを発端とする、いま業界で話題のアドブロックについても言及。「アドブロッキングに関しては、もう目新しいトピックではない」とアナリストの質問に答え、Googleにとっては、いままで以上に重要な問題にはならないだろうと付け加えた。
もっとも、業界として広告の改善は必要だとは思っているという。「広告を見ることが疎ましいと感じられ、それが結果に影響しているのは明らかだ。業界としては、正しい行動を取る必要があるだろう」。特に、かつてデスクトップでやってしまった失敗を、モバイルWebで追体験したくないという。
すでにGoogleは、モバイルサイトの読み込み時間をスピードアップするような措置や、より関連性の高いモバイル広告をユーザーに提示するターゲティングの改善を実践。「課題に真剣に取り組むことで、モバイルでより良い広告体験を提供できるはずだ」と、ピチャイ氏は語る。
右肩上がりのプログラマティック
Googleの計画は、いまのところは上手くいっているようだ。第3四半期の広告売上は168億ドルとなり、前年同期比では13%も増えたという。また、プログラマティック広告のほかにも、Googleのモバイル検索の強みと、YouTubeが事業拡大していることについても言及した。
さらに同氏は、DoubleClickが介在するモバイルとビデオのインプレッション数は、過去1年で3倍以上に増えたと語る。広告主の上位100社のうち、約80%がGoogleのアドエクスチェンジを利用していることも明らかにした。
Garett Sloane(原文/訳:南如水)
Image from 米DIGIDAY