Facebook 、ニュースフィード広告を「仕様変更」か?:8月19日から適用とのウワサ

Facebookは近く、モバイルのニュースフィード内広告の制作上の制限を変更するようだ。この変更によってテキスト量や画像サイズが縮小されることになり、全体的に広告コピーを改良する必要があるうえに、面倒なことも出てくると、マーケターたちは話す。

モバイルのFacebook広告では、以前の7行より少ない3行だけが表示され、ユーザーがクリックするとさらに表示される。写真や動画のアスペクト比は、以前の2:3から4:5になる。こうした変更は、エージェンシーのエイムクリア(Aimclear)でマーケティング戦略担当バイスプレジデントを務めるスーザン・ウェノグラッド氏がはじめて明かし、デジタルマーケターのデビット・ハーマン氏によって確認された。新たな制限は2019年8月19日から適用となる、とウェノグラッド氏はいう。

こうした動きは、Facebook広告、特にニュースフィード広告の料金が高騰する反面、Facebookを利用する広告主が増えているなかで起こった。Facebookは先頃、アクティブな広告主が700万社に達するという新たなマイルストーンを声高に宣伝した。Facebookの最高執行責任者(COO)であるシェリル・サンドバーグ氏は「カンヌ・ライオンズ」で、Facebookの成功は大手ブランドの広告費に限らず小規模ビジネスのアカウントの増加をベースにしていると強調した。マーケターたちは、すべての広告主がFacebook広告にもっとエンゲージするように仕向けることを願ってこうした変更を加えたのだ、と語る。

重要さが増すコピー

「いまや、後ほどの詳細ではなく、コピーのほうが重要だ」と、ハーマン氏は話す。

エージェンシーのミッドナイト・オイル(Midnight Oil)でクリエイティブ戦略ディレクターを務めるジャック・アップルビー氏もまた、「非常に」短くなったコピーをFacebook広告がどのように扱うか、関心を持って見ていると語る。

「標準的で簡潔な1行コピーと特徴の説明(と行動を誘引する言葉)は3行にぴったり収まらないだろう。ソーシャルコピーライターは、何を優先するか選択しなければならないだろう。(D2C)ブランドは特徴に注力したマーケティングを行うだろうし、大手ブランドはライフスタイルに沿った心地の良いコピーにこだわるだろう」と、アップルビー氏はいう。

ボストンに本拠を置くコー・マーケティング(Ko Marketing)のデジタルマーケティングマネージャーであるアンドレア・クルス氏は、ひとつのバラグラフや行頭文字(・)、ひとつのセンテンスがニュースフィード内で最高のパフォーマンスを発揮するか、評価してみるのは面白いと話す。

ウェノグラッド氏は、コピーテキストの切り詰めに煩わされたことはなく、ユーザーがクリックしてテキスト全文を見るかどうかに関心を寄せていると述べる。テキストをクリックする行為をFacebookの広告主のダッシュボード上の「クリック(すべて)」内で総数を追跡できるのか、すなわち広告主がその行為をもとにユーザーにリマーケティングできるかは不明だ。現在、ポストエンゲージメントには、写真や動画の視聴、リンクのクリックに加えて、広告への反応、コメント、共有が含まれている。

Facebookにコメントを求めたが、すぐに返事は来なかった。

アスペクト比の問題

Facebookを利用する広告主、特にさまざまな広告を大量に掲載している広告主にとっては、画像サイズの変更のほうが問題になるだろう。既出の広告は、新しい4:5のアスペクト比に自動的に切り取られる。

「通常の画像では、これは大きな問題ではないと思われる。ほとんどの画像は、いずれにせよ中心部に焦点をおいて撮影されているからだ。一方で、上部や下部の黒いバーにテキストを表示(し行動喚起を)している動画は、より小さいスペースに圧縮されることになるので、最適とは言えなくなるかもしれない」と、ウェノグラッド氏は指摘する。

マーケターたちが不満に思っているのは、ウェノグラッド氏のツイートのスレッドを見てはじめて、変更について知ったということだ。クルス氏は、変更に従うことが負担だとは思わないが、自分のようなマーケターは、現在掲載しているもの、すでにデザインにあるものを見直さなければならないだろうと話す。

クルス氏は「Facebookのもうひとつの大きな問題は透明性の欠如だ。少なくとも私が知る限り、公式な声明はまだ出ていない」と述べた。

Kerry Flynn(原文 / 訳:ガリレオ)