Facebook、動画広告に「字幕」を自動追加するツールを発表:再生時間が12%伸長

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Facebookの動画広告は、目を向けられることはあっても、そのサウンドが聞かれることは多くない。同社はこの状況を改善しようと、表示・非表示を切り替えることができるクローズドキャプションを導入して、動画広告が少なくとも「読まれる」ようにしようとしている。

Facebookは2月11日(米国時間)、動画広告のキャプションを自動生成するツールを公開した。広告の再生中に、動画のスクリプトが字幕となって自動的に表示される仕組みだ。

Facebookの調査によると、この新ツールはブランドが抱えるふたつの問題を解決するという。ひとつ目の問題は、再生時に大きな音を出す広告に否定的な反応を示す人が80%にも上ること。もうひとつの問題は、ブランドによる動画広告の41%が、サウンドなしではメッセージを効果的に伝えられないことだ。

ブランドはこれまで、自分でキャプションを付与してからFacebookに広告をアップロードしなければならなかった。これからは、Facebookが動画広告内の台詞を書き起こし、広告主にキャプションの確認と編集をしてもらってから、ニュースフィードに表示されるようになる。このツールはまず、米国とカナダで公開されるという。

ただし、この方法だと、動画広告の一部が字幕で隠れてしまうかもしれないという問題が起きる可能性がある。Facebookでは各ブランドに対し、サウンドが再生されないことを念頭において動画をデザインし直すよう提案している。たとえば、「注意喚起する質問」で動画を開始したり、ブランドロゴや製品を即座に投影するなどの方法だ。

「モバイル動画でブランドを確立する、普遍的な解決法はない。だから、自社のブランドやオーディエンスにとって、何が有効なのか、実験やテストを重ねて欲しい」と、Facebookは述べている。

Facebookは各ブランドに対して、動画広告の調整を勧めている。動画広告は支持されているからだ。内部テストの結果、キャプション付きの動画は、キャプションのないものより12%長く再生されていることがわかっている。

Jordan Valinsky(原文 / 訳:ガリレオ)
Image via Thinkstock / Getty Images