FacebookはiOS向けのプッシュ通知アプリ「Notify」をリリースした(本稿執筆時点では日本のAppStoreでは提供されていない)。これは75のパブリッシャーから配信されるニュースをインスタント配信するもので、Appleのニュースアプリ「Apple News」がもつ支配力と、Twitterの速報性を兼ね備えたスタンドアローンのアプリである。
ユーザーは「スポーツ」「ビジネス」「テクノロジー」といったカテゴリや、好みのパブリッシャーから、自分の欲しい情報を選択。「Notify」アプリはそれらをスマートフォンのロック画面に随時表示する。例えばFOXスポーツを選択すればスポーツのスコアボードを、ウェザーニュースなら天気情報が送信されてくるという具合だ。
また、通知をタップすれば、提供元パブリッシャーの記事ページの簡易版が「Notify」アプリ内で開くようになっている。
FacebookはiOS向けのプッシュ通知アプリ「Notify」をリリースした(本稿執筆時点では日本のAppStoreでは提供されていない)。これは75のパブリッシャーから配信されるニュースをインスタント配信するもので、Appleのニュースアプリ「Apple News」がもつ支配力と、Twitterの速報性を兼ね備えたスタンドアローンのアプリである。
ユーザーは「スポーツ」「ビジネス」「テクノロジー」といったカテゴリや、好みのパブリッシャーから、自分の欲しい情報を選択。「Notify」アプリはそれらをスマートフォンのロック画面に随時表示する。例えばFOXスポーツを選択すればスポーツのスコアボードを、ウェザーニュースなら天気情報が送信されてくるという具合だ。
また、通知をタップすれば、提供元パブリッシャーの記事ページの簡易版が「Notify」アプリ内で開くようになっている。ちょうど次の画像のようなイメージだ。
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アプリには通知をシェア、あるいは保存するためのオプションも用意され、そこには(今のところは)広告が含まれない。しかしながら、「Notify」は通知の取得と位置情報のためのpingを頻繁に実行しているため、Facebook製アプリの欠点として悪名高いバッテリー消費の激しさをさらに助長する可能性もある。
情報提供元となるパブリッシャーには、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、コンデナストなどの老舗から、ニュースサイトの「バージ(The Verge)」、スポーツ専門メディア「ブリーチャーリポート(Bleacher Report)」などの新興メディアまでが顔を並べる。彼らが「Notify」での通知配信に参加する目的は、ここでさらなる認知を獲得し、最終的にはユーザーが自社サイトに掲載される広告を見てくれることだ。
手軽に情報を受け取れるスマートフォンの通知領域は、パブリッシャーにとって重要性が高まりつつある分野といえる。ニューヨーク・タイムズでも専属チームを作ってプッシュ通知に取り組んでいるところだ。しかし、果たして人々はこれ以上新しい通知アプリを必要としているだろうか?
Facebookの製品ディレクター、マイケル・チェルダ氏は「ニュース通知は、オーディエンス自身の一部になってきているし、人々はそれを、自分自身の手でほかのアプリを通じて拡散したいと望むものだ」と、米メディア「Re/code」に伝えた。
さらに同氏は、「人々は、情報を消費するために、さまざまな手段を求めている。そのひとつがWeb検索であり、ソーシャルメディアもそのひとつといるだろう。そして私たちはプッシュ通知こそが、また別の第3の方法かもしれないと考えている。我々は進化するメディアとして、その新しい方法の一部となりたい」とも語ったという。
written by ワタナベダイスケ(参照記事)
Images via Facebook Newsroom.