Facebookグループ、ピクセルで「エンゲージ」を追跡可能に

FacebookがFacebookグループ用にピクセルを利用できるように徐々に環境を整えつつある。このピクセルを使用すれば、マーケターは、投稿をクリックしたあとのユーザーの行動を追跡できる。Facebookのニュースフィードのユーザー数の増加が緩慢になっているため、Facebookの広告主にFacebookグループにもっと注目してもらいたいというのが、Facebookがこれを導入しようとしている理由のひとつだ。また、これは、マーク・ザッカーバーグ氏がCEOを務める同社のコミュニティを重視の方針とも一致する。

幾人かのマーケターはグループのエンゲージメントが高いことに気づいたというが、広告やトラッキングができないことを考慮に入れると、グループを重視することを正当化するのは難しい。ピクセルはマーケターがオーディエンスを理解するためのデータポイントを増やすことによって、これを変えるものだ。

「ブランドや製品、またはサブスクリプションに関わるコミュニティを構築することで、マーケターは得意客やアンバサダーを作ることができるようになった」と、カルダー・ベイトマン(Calder Bateman)でデジタル戦略家を務めるクリス・ミクーリン氏は言う。「これが新しいマーケティングの形だ。Facebookのグループは、このマーケティングを行うためのもっとも簡単にして最良の方法だ。Facebookのグループが優れた戦略となると実感しており、これを強く支持できる」。

ピクセルの利用方法

ピクセルはFacebookページ上で利用可能で、広告主がFacebook上でターゲティングする手助けをしてくれる。Facebookの広報によると、ピクセルの刷新はサブスクリプションを介するものを含めて、グループをマネタイズするほかの取り組みとは関係がないという。

「当社は昨年、管理者が利用者の増加やアクティビティ、グループの利用者に関する指標を確認できるようにする方法としてグループインサイト(Group Insight)をローンチした。現在、私たちはグループインサイトを拡大し、グループの管理者やブランドがグループを既存のFacebook広告ピクセルとリンクできるようにして、グループ利用者が各社のWebサイトとどのように関わっているかを理解できるようにしている最中だ」と、同社の広報は電子メールで回答した。

ピクセルのデータはグループのインサイトページ上に表示され、グループの管理者が閲覧できる。Facebookはピクセルの利用者を250人超えのグループでの利用に限定している。

どのように機能するか

Facebookのグループはこれまでも、Facebook上でリーチを拡大したいブランドの役に立ってきた。ページがニュースの更新やコンテンツマーケティングに適し得るのに対して、グループはブランドや企業がコミュニティを構築できるようにするためのものだ。グループ利用者の増加が鈍いグループもあるが、飲料会社ヒント(Hint)で直販を担当するニク・シャルマ氏は、グッドモーニングアメリカ(Good Morning America)の「ディールズ・アンド・スティールズ(Deals and Steals)」コーナーまたは「ザ・スキム(TheSkimm)」などのいくつかのグループで高いエンゲージメントや活発なパーソナライゼーションが見られたと述べた。

「ザ・スキムのグループはエンゲージメントが高く、ある人がジャケットを飛行機に置き忘れたとグループに投稿すると、数時間後にはそれが戻ってきたというようなこともある」と、シャルマ氏は言う。

Facebook上の大きなグループにとって、ピクセルはイベントの運営、あるいは場所または統計に基づいてターゲッティングメッセージを送信することに至るまでのすべての手助けをしてくれるものだと、ジュース(JUICE)の共同創業者であるトロイ・オシノフ氏は語った。

新しい形態のメール施策

シャルマ氏はFacebookのグループやピクセルの実装を新しい形態の電子メールマーケティング手法になぞらえた。

「Facebookのグループは、ブランドにとって新しい電子メールのようなものだ。グループはプッシュ通知してくれる。グループのエンゲージメント率は非常に高い。電子メールに実装する場合と同様に、そこにピクセルを実装しようというのは意義のあることだ。なぜなら、いまではグループを通してコンバージョンを追跡できるからだ」と、シャルマ氏は述べた。

Kerry Fynn(原文 / 訳:Conyac