13歳のビューティブロガー、ハリソン・シュワルツ氏はインスタグラムで110万人のフォロワーを誇り、8歳から10代向けのメイクアップブランド、プティットンプリティ(Petite’n Pretty)とは3年近く協働。男性では珍しいビューティインフルエンサー、シュワルツ氏に米Gsossyがインタビューを実施した。
ビューティブロガーのハリソン・シュワルツ氏は、13歳。まだレストランでキッズメニューを注文できる年齢かもしれないが、インスタグラム(@harrison.s._)では113.6万人(8月17日現在)のフォロワーを誇る。この数字には、彼のクリエイティビティと根気が表れている。米Glossyは、シュワルツ氏が3年近く協働してきた8歳から10代向けのメイクアップブランドであるプティットンプリティ(Petite’n Pretty) の2度目の写真撮影の前にインタビューを実施。
男性では珍しいビューティインフルエンサーになるまでの経緯や、お気に入りのメイク、ソーシャルメディアでの否定的なコメントへの対応などを聞いた。
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ーーメイクに興味を持ったのはいつ?
9歳のころ。サマーキャンプで女子の友だちにメイクをしてあげた。最初はジョークのつもりだったけど、家に帰ってからいろいろなメイクのチュートリアルを見始めて、母がメイク用品を使わせてくれた。[両親が]そのうちに僕専用のメイク用品を買ってくれて、練習を続けた。そして、自分のインスタグラムをはじめて動画を投稿し出したら、アカウントが急に成長した。2、3年やっているが、楽しい。
ーーインスタグラムやYouTubeでフォロワーが増えてきたときは驚いた?
祖父母の家にいたとき、2本目のメイクアップ動画を[インスタグラムに]投稿したのを覚えている。最初は2000ぐらいの視聴回数だったけれど、どんどん増えていった。それは発見(explore)ページだったのに、いいねやコメントがたくさん寄せられて驚いた。次の朝には視聴が10万回を超えていて、「メイクしているこのかわいい子を見て」とか言われた。これは少し前(2017年)のことだったが、当時はメイクはあまり上手ではなかった。でも、ずっと投稿しつづけた。[注目されることは]期待していなかったが、ワクワクした。
ーーオーディエンスが増えてきて、ソーシャルメディアで直面したチャレンジは?
自分がやりたいことをやっているだけ。インスタグラムであれをやれとかこれをやれと言ってくる人たちは気にしていない。自分の動画を投稿し続け、自分がやりたいことにフォーカスするだけだ。自分の気持ちを尊重してサポートしてくれる両親には感謝している。[意地悪な]コメントなどのチャレンジもあったが、めげなかった。自分は広い心を持っていられると感じていたから。 [悪口を言ってくる人たちは]ただコンピューターの向こうに隠れているだけだ。
ーーTikTokに対するアプローチは?
TikTokではあまり活動していないけど、たまにメイクアップビデオを投稿している。フォロワーは1万2000人ぐらい。インスタグラムでTikTokのことはあまり[宣伝]していないけど、メイクアップ動画や友だちと一緒に作った動画はTikTokにある。TikTokは単なる楽しみのため。
ーープティットンプリティとコラボすることに決めた理由は?
プティットンプリティの好きなところは、10代向けなのに高品質な製品である点。子ども用だから、子どもは気づかないだろうと思って手抜きする人もいるかもしれないけど、この会社は違う。素晴らしいメイク製品を提供することで10代の子どもたちに敬意を示している。僕と母はここのマスカラの大ファンなんだ。2019年に、この会社と別の写真撮影をするためにロサンゼルスに行った。[コンテンツ制作のためのPRで]製品をたくさん送ってもらった。まだたくさん持っている。
ーー撮影用のルックはどうスタイリングした?
メイクのルックやテーマを教えてもらってから、好きなようにスタイリングした。
ーーインスタグラムにはクールでカラフルなルックが満載だけど、日常のルックはどう違う?
特別な機会ではない限り、普通家の外ではメイクをしない。メイクをするのは大好きだけど、目をこすったり顔を掻いたりするにはメイクがじゃまなこともある。メイクをして外出するときにはもっとナチュラルなメイクにする。
ーーメイクへの自信はどうやって身につけた?
他人にどう思われるかは気にしていない。メイクに大胆な色を取り入れたいと思っている。他人からどう思われるかを気にしないようにと人にインスピレーションをあげたいと思う。
ーー自分が手がけた中で気に入っているメイクアップのルックは?
[2019年に]メイク用品のモーフ(Morphe)へはじめて行って自宅に戻ったときかな。新しい製品をたくさん手に入れた。店員から買い物かごを渡されて「かごいっぱいに好きなだけ持っていっていい」と言われて、すごく嬉しかった。家に帰ってから、とても楽しいメイクアップをやってみた。そのルックがすごく気に入った。それはいまでも僕のページで見ることができる。
ーースキンケアにも力を入れている?
メイクをはじめたときはあまり興味がなかった。でも、メイクを落とすのが上手くなくて、肌が荒れた。時間が経つにつれてスキンケアの重要性を実感した。今は、メイク落としやクレンザーを使ってメイク落としのルーティンがある。プティットンプリティのクレンザーは大のお気に入りのひとつだ。
ーービューティキャリアで目指すところは?
大人になってできたら楽しいだろうなと思う仕事は、セレブ担当のメイクアップアーティスト。ジェニファー・ロペスのメイクアップアーティストのスコット・バーンズ氏は友人のひとりで、彼のようになりたい。また、情熱を感じることをやって、楽しんで、自分らしくありたいと思う。
[原文:13-year-old Harrison Schwartz on his road to becoming a beauty influencer]
NITYA RAO(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)