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サルでもわかる(けど使えない)、小売系 バズワード 辞典:2021年度版

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こちらは、小売業界の最前線を伝えるメディア「モダンリテール[日本版]」の記事です
※モダンリテール[日本版]は、DIGIDAY[日本版]内のバーティカルサイトとなります

マーケターも、ファウンダーも、VCも、誰でもバズワードを使いたがる。そして2021年はバズワードの当たり年だった。たとえば、D2Cブランドの支援に定評があった投資家たちは、Web3に狙いを付けた。でも、Web3って…なにそれおいしいの? 

米モダンリテールの編集チームは、小売業界で今流行っている最先端のバズワードを何時間も(はちょっとオーバーかも)かけて解読。2020年度版辞典に合わせて、編集チームがプレスリリースを見返し、決算発表での議事録を見直し、情報源を追求し、永遠の疑問「何だ、この用語?」の回答を見つけた。そうして、2021年度版モダンリテール辞典に追加する用語を以下にまとめている。

業界用語を徹底して(といっても全部じゃないが)まとめたこの用語集から、ブランドや小売業の展望と、潮流の変化がわかるだろう。オムニチャネル、iOS14、NFTといった用語はTwitterでよく見かけるが、調べるのも面倒だと思っていた読者の方は、ぜひご参考あれ!

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    15-minute delivery[15分配送]:ニューヨーカーが20種類のプロモーションコードを使って、食料品を1カ月間ただで手に入れる方法

    Art Basel[アートバーゼル]:CES(コンシューマーエレクトロニクスショー)の新しい名前(参考

    Casper[キャスパー]:名前を言ってはいけないあの人(参考

    Clubhouse[クラブハウス]:去年の3月から使っていないアプリ

    Collaboration[コラボレーション]:インスタグラムのプレゼント企画

    Commitment[コミットメント]:10年後までにやります、といういい加減な約束

    Container ships[コンテナ船]:バックエンドのトラブルのたびに非難の的になるもの

    Covid safe[Covidセーフ]:アルコール消毒液を置いてます、という宣言

    Creator[クリエイター]:インスタグラムに大勢のフォロワーがいて、部屋にリングライトを置いている人のこと

    Curated assortment[厳選商品]:友達の会社で売っている商品を選びました、の意味

    Customer centric[顧客中心]:フォーカスグループに1回だけ聞きました

    Discord[ディスコード]:もうすぐ時代遅れになる(別名「ちょいダサ」)プラットフォーム

    Diversification[多角化]:テレビコマーシャルもはじめました、の意味

    Drop model[ドロップモデル]:Supreme(シュプリーム)になりたいです、の意味

    E-commerce spinoff[eコマーススピンオフ]:PE(プライベート・エクイティ:投資ファンド)が発明した、てっとり早く金儲けをする最新の方法のこと

    Experiential retail[実験的小売り]:実店舗が利益を上げていないことの言い訳

    First-party data[ファーストパーティデータ]:当社のウェブサイトは、電子メールアドレスを教えてくれるまでしつこく付きまといます、の意味

    Ghost kitchens[ゴーストキッチン]:レストランのバック(奥)を、ベンチャーキャピタルがバックにつくように変えたもの

    Headless commerce[ヘッドレスコマース]:開発者が料金を値上げする方法

    IDFA(Identifier for Advertisers):顧客獲得におけるすべてのトラブルの責任を負わされるもの

    Inflation[インフレ]:企業が1月に料金を引き上げたとき、顧客の怒りをやわらげるため唱える呪文

    iOS14:マーケターが自分の仕事を守るため上役に述べる言い訳

    Limited edition[限定版]:すべての新商品に付けられるフレーズ

    Livestream shopping[ライブストリームショッピング]:QVC(米テレビショッピングチャンネル)の焼き直しのこと

    Loyalty program[ロイヤルティプログラム]:顧客をつなぎ止める戦略

    Marketplace[マーケットプレイス]:当社の現在のeコマース戦略はうまくいっていません、の意味

    Metaverse[メタバース]:マーク・ザッカーバーグ氏により作られ、マーケターにより採用された用語だが、特に意味はない

    New normal[ニューノーマル]:「Covid」という言葉を使いたくないときのための隠語

    NFT:ディスコード(Discord)グループによるJPEG

    Omnichannel[オムニチャネル]:店頭受取、はじめました! の意味

    Omnipresence[オムニプレゼンス]:オムニチャネルの新しい呼び方

    Operator[オペレーター]:ひとつの新興企業で働いただけで、そのことばかり話す人

    Partnership[パートナーシップ]:プレスリリースを共同で発表しましょう、の意味

    Peloton[ペロトン]:日によってPRの天才か、PRの最下層のどちらかになる

    Preorder model[プリオーダーモデル]:当社のサプライチェーンは依然としてひどく混乱しています、の意味

    Profitability[収益性]:2021年IPOを行ったすべてのD2C新興企業が「いつか達成します!」と答えるもの

    Retail media[小売メディア]:投資家に対して、当社は小売業者ではなくテック企業であると理解させる方法

    Roll-up company[ロールアップ企業]:早く収益を得ることを希望しているベンチャーキャピタルの最先端の投資トレンド

    Same-day delivery[即日配送]:お願いですからAmazonでなく当社で買い物してください、の意味

    Shop-in-shop[店舗内ストア]:ちょっと大きなエンド売り場のこと

    Shopper journey[ショッパージャーニー]:客が買い物をするまで延々とインスタグラム広告を送り付けること

    SMS strategy[SMS戦略]:もう誰も当社の電子メールを開きません、の意味

    Supply chain issues[サプライチェーン問題]:2022年になっても新しいiPhoneを入手できない理由

    Sustainability[サステナビリティ]:当社のマーケティング資料すべてで言及している新しい概念だが、創業した日から常に当社の中核でもあったもの

    TikTok:Facebookの多用を止めるために、ここに適切な広告プラットフォームを作り上げたいと必死で願っているもの

    Two-year stack[ツーイヤースタック]:2020年に成長しすぎたので、このことについては話したくありません、の意味

    Web3:最先端のもので、消費者向け投資家が1年後には都合よく忘れているだろうもの

[原文:The Modern Retail Dictionary, 2021 edition: The hottest (and most meaningless) brand buzzwords, explained]

Modern Retail Staff(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子)