ウェルネステクノロジー企業、セラボディ(Therabody)はパーカッションベースの美顔器のセラフェイスプロ(TheraFace Pro)のヒットに続き、LEDライトマスクをローンチして、美容カテゴリーにさらに進出しつつある。
アンチエイジングやニキビ対策に使えるLEDライトマスク
セラボディのサイトで、599ドル(約8.8万円)で9月13日から販売されている、このマスクは、赤色光によるアンチエイジング、青色光によるニキビ対策、赤色光と赤外線の刺激によるコラーゲン生成という3つの効果が謳われている。また顔や頭皮のツボ、目のまわりの血行を促進するための振動によるマッサージトリートメントもある。このLEDマスクの最大のセールスポイントは、市場のほかのマスクと比較して顔全体を覆うもので、1日9分の使用でよいという点だ。一方、ドクター・デニス・グロス(Dr. Dennis Gross)のライトマスクは455ドル(約6.7万円)で1日3分間、ソラウェーブ(Solawave)は399ドル(約5.9万円)で1日10分、ハイヤードース(HigherDose)は349ドル(約5.2万円)で1日に10~20分の使用が推奨されている。
セラボディの教育マーケティング・メディア担当ディレクター、リッサ・バンクストン氏は「テクノロジーを利用して顧客のためにギャップを埋める、さらに高い基準のものを提供し、現在市場にあるものに付加価値を加えられるかが重要だった」と語っている。
オリジナルのセラガン(Theragun)が顔に使えるか(顔には使うべきではない)という問い合わせが顧客から寄せられていたため、セラボディは2022年4月にセラガンプロをリリース、美容に初進出した。セラガンプロは現在オリジナルのセラガンに次ぐベストセラー2位だと述べているのは、セラボディの創業者兼最高ウェルネス責任者のジェイソン・ワースランド博士だ。セラフェイスプロの成功とLEDマスクの発売により、セラボディは美容デバイスカテゴリーの新たな競合者として急速に浮上するだろう。ワースランド氏は、美容がセラボディ全体の成長や売上にどれだけ貢献できるかについては言及しなかったが、LEDマスクが美容の売上の50%を「容易に」占める可能性があると述べた。
ウェルネステクノロジー企業、セラボディ(Therabody)はパーカッションベースの美顔器のセラフェイスプロ(TheraFace Pro)のヒットに続き、LEDライトマスクをローンチして、美容カテゴリーにさらに進出しつつある。
アンチエイジングやニキビ対策に使えるLEDライトマスク
セラボディのサイトで、599ドル(約8.8万円)で9月13日から販売されている、このマスクは、赤色光によるアンチエイジング、青色光によるニキビ対策、赤色光と赤外線の刺激によるコラーゲン生成という3つの効果が謳われている。また顔や頭皮のツボ、目のまわりの血行を促進するための振動によるマッサージトリートメントもある。このLEDマスクの最大のセールスポイントは、市場のほかのマスクと比較して顔全体を覆うもので、1日9分の使用でよいという点だ。一方、ドクター・デニス・グロス(Dr. Dennis Gross)のライトマスクは455ドル(約6.7万円)で1日3分間、ソラウェーブ(Solawave)は399ドル(約5.9万円)で1日10分、ハイヤードース(HigherDose)は349ドル(約5.2万円)で1日に10~20分の使用が推奨されている。
セラボディの教育マーケティング・メディア担当ディレクター、リッサ・バンクストン氏は「テクノロジーを利用して顧客のためにギャップを埋める、さらに高い基準のものを提供し、現在市場にあるものに付加価値を加えられるかが重要だった」と語っている。
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オリジナルのセラガン(Theragun)が顔に使えるか(顔には使うべきではない)という問い合わせが顧客から寄せられていたため、セラボディは2022年4月にセラガンプロをリリース、美容に初進出した。セラガンプロは現在オリジナルのセラガンに次ぐベストセラー2位だと述べているのは、セラボディの創業者兼最高ウェルネス責任者のジェイソン・ワースランド博士だ。セラフェイスプロの成功とLEDマスクの発売により、セラボディは美容デバイスカテゴリーの新たな競合者として急速に浮上するだろう。ワースランド氏は、美容がセラボディ全体の成長や売上にどれだけ貢献できるかについては言及しなかったが、LEDマスクが美容の売上の50%を「容易に」占める可能性があると述べた。
美容デバイスカテゴリーに対する高まる注目と話題
LEDマスクは美容デバイスにおいて注目すべき成長と話題を集めている分野だ。デジタルトレンド予測会社スペイト(Spate)を引用しているGlossの過去記事によると、LED光療法の検索数は前年比で32.2%増加しており、その増加は今後12カ月間続くと見られている。たとえば、赤色光療法に関連したクロスプラットフォームのソーシャルハッシュタグは週平均で280万回のビューを記録しており、これは同じようなトレンドと比較すると高い数字である。ハッシュタグ #LEDfacemask はソーシャルメディアで1630万回以上再生されている。
美容分野に注力するセラボディの今とこれから
セラボディは60カ国以上で展開しており、上海、ロンドン、ダブリンにオフィスを構える。米国では40を超える小売業者の合計1万店舗で販売されている。また、欧州サッカークラブのレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンと複数年のパートナーシップを結んでいる。2022年2月のロサンゼルス・タイムズ紙の記事によると、2020年から2022年にかけてセラボディはリセット(Reset)と呼ばれる独立小売店舗兼ウェルネスセンターをオープンし、そのコンセプトの開発に1300万ドル(約19億円)を投資したという。当時、同社はリセットをさらに5店舗オープンする計画があり、2022年にはウェルネスを含まない小売店舗6店をオープンする計画があった。ワースランド氏は、2022年の経済変動により実店舗の小売店の構築から撤退してマーケティングに再投資すると述べている。リセットは現在5ロケーションあり、10月頃にニューヨークに6店舗目がオープンする。ワースランド氏はこれらの店舗の広告費は25万ドル(約3694万円)未満であり、店舗の認知度を高めるために地元コミュニティへのリーチに注力していると語っている。
美容への注力を開始したセラボディは、美容マーケティングとソーシャルメディアを担当する社員を2名追加採用した。また、1月には、ヘルス・ウェルネス業界のベテラン、モンティ・シャルマ氏をCEOに任命している。ワースランド氏によると、現在、美容製品として機能する可能性のある製品を開発中だが、詳細や具体的なスケジュールについては明らかにされなかった。同氏は、製品の納期は必要な製品調査を含めて約12カ月かかるかもしれないと述べている。
「いまは学んでいるところだ。(当社の)方向性の多くはセラフェイスプロとこのマスクに推進されて、次の潜在的な製品につながるだろう」とワースランド氏は語った。
[原文:Therabody ramps up focus on beauty with new LED mask]
EMMA SANDLER(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)