TikTokの ライブ配信機能が日本で正式ローンチ:クリエイターとファンが直接交流できる場に

バイトダンス(Bytedance)は2020年7月31日、TikTokのライブ配信機能を日本国内で正式にローンチした。

プレスリリースによると、現在配信機能を利用できるのは2000人程度のTikTokクリエイターに限定されており、今後順次拡大していくという。視聴については、海外150カ国のTikTokクリエイターの配信も含め利用することができる。また、インスタグラム同様、別アカウントとのコラボ配信や、スマートフォンだけでなくPCなどを利用した外部入力配信も可能。加えて、事前に、コメントフィルター機能を使えば、設定したワードが入ったコメントは全て非表示にし、悪意あるコメントを送るユーザーがいた場合、「ミュート」や「ブロック」のほか「通報」もできるという。

ライブ配信機能がすでに実装されている米国では、ビューティーブランドを中心に、ここ数カ月のあいだTikTokでのライブ配信に注目が集まっている。米DIGIDAYによると、彼らは主に、ユーザーとのQ&Aセッションや新製品の販促、チュートリアル動画の公開をメインにTikTokを活用しているという。

クリエイターとユーザーが直接交流できる場に

バイトダンスは3月から、学びをテーマにした「TikTok教室LIVE配信」など、国内でのライブ配信機能のテストを複数回実施してきた。コロナ禍により、いわゆる「おうち時間」が増えたことを受け、ストリーミングサービスの需要が高まりに対応するのが狙いだったと考えられる。

今回のローンチについて同社は「TikTokは(クリエイターとそのファンが)直接交流できる場となり、配信者の伝えたい想いや、クリエイティブとファンの応援したい気持ちを繋げることが可能となる」と、プレスリリースで発表している。

米国ではブランドの利用が増加中

昨今米国では、コロナ禍で人々の外出が制限されるなか、ビューティー系を中心にライブ配信による顧客とのコミュニケーションに注目するブランドが増加。現在その恩恵をもっとも受けているのはインスタグラムたが、米DIGIDAYによるとE.l.fやトゥー・フェイスド(Too Faced)、ミルク・メイクアップ(Milk Makeup)など、TikTokに注目するブランドも出てきている(米国と中国では、TikTokのライブ配信機能はすでに実装されていた)。

彼らは主に、ユーザーとのQ&Aセッションや新製品の販促、チュートリアル動画の公開をメインにTikTokを活用。こうした盛り上がりを受け、バイトダンスはブランドに対し、コンテンツパートナーシップチームを結んだり、配信のための指導や助言も行なっているという。

しかし一方で、米国のショート動画専門エージェンシー、アップラブ(Uplab)の創設者であるファビアン・オーウェンハンド氏は、米DIGIDAYの取材に対し、TikTokのライブ配信を利用するユーザーは増えているが、「機能性についてはまだ発展途上」だと語っている。

Written by Kan Murakami