ニキビパッチブランドのスターフェイス(Starface)は、8月24日、音楽アーティストのピンクパンサレスと提携した新製品について発表した。これにより、市場性のあるZ世代の美容向け人材を発掘する上で影響力を持つ企業としてのスターフェイスの地位がアピールされている。
新製品でピンクパンサレスとコラボ
この新製品はティーツリーオイルが主成分の同社初のハイドロコロイド・スティックオンスターで、新色のグリーンだ。これからのキャンペーンでは、ティーツリーオイルの「天然」要素と「超自然的な」宇宙テーマが強調される。キャンペーンのモデルには、「ピンクパンサレス」というアーティスト名で知られているヴィッキー・ビバリー・ウォーカー氏。写真やティーザービデオには、エメラルドグリーンの背景の前に立ち、星形のエメラルドステッカーを2枚つけているビバリー・ウォーカー氏が登場する。この背景は、スターフェイスの社長兼ゼネラルマネージャーのカラ・ブラザーズ氏によると「不気味でおかしい」雰囲気を醸し出しているという。ブラザーズ氏は、スターフェイスのマスコットのビッグイエローは宇宙から来たという設定になっていて、このキャンペーンはスターフェイスのルーツへの回帰だと付け加えた。
ビバリー・ウォーカー氏は人気急上昇中の英国の歌手兼レコードプロデューサーだ。彼女は、2020年12月に、「誰かが気づくまで」毎日1曲投稿するとか、単に「退屈」だから投稿するなどの気軽なキャプションをつけて自分の音楽のクリップをTikTokにアップロードし始めた。TikTokコミュニティから注目されるようになり、最初のビデオは75万回以上視聴された。現在はTikTokで260万人のフォロワーを抱えている。作品は、ベッドルームポップ、オルタナティブポップ、ドリルなど複数のジャンルに及んでいる。最近では、同じく新人のアイス・スパイス氏と「ボーイズ・ア・ライアー Pt.2」でコラボレーションした。この曲は2月にYouTubeに投稿されて以来、1億5200万回再生されている。ピンクパンサレスは投稿の頻度が低いにもかかわらず、YouTubeの登録者は117万人、インスタグラムのフォロワーは150万人だ。最後のインスタグラムの投稿は2月のアイス・スパイス氏とのもので、メインページのグリッドの写真は8枚しかない。ビバリー・ウォーカー氏は数日間にわたり自身のTikTokにキャンペーンアセットを投稿する予定だという。
ニキビパッチブランドのスターフェイス(Starface)は、8月24日、音楽アーティストのピンクパンサレスと提携した新製品について発表した。これにより、市場性のあるZ世代の美容向け人材を発掘する上で影響力を持つ企業としてのスターフェイスの地位がアピールされている。
新製品でピンクパンサレスとコラボ
この新製品はティーツリーオイルが主成分の同社初のハイドロコロイド・スティックオンスターで、新色のグリーンだ。これからのキャンペーンでは、ティーツリーオイルの「天然」要素と「超自然的な」宇宙テーマが強調される。キャンペーンのモデルには、「ピンクパンサレス」というアーティスト名で知られているヴィッキー・ビバリー・ウォーカー氏。写真やティーザービデオには、エメラルドグリーンの背景の前に立ち、星形のエメラルドステッカーを2枚つけているビバリー・ウォーカー氏が登場する。この背景は、スターフェイスの社長兼ゼネラルマネージャーのカラ・ブラザーズ氏によると「不気味でおかしい」雰囲気を醸し出しているという。ブラザーズ氏は、スターフェイスのマスコットのビッグイエローは宇宙から来たという設定になっていて、このキャンペーンはスターフェイスのルーツへの回帰だと付け加えた。
ビバリー・ウォーカー氏は人気急上昇中の英国の歌手兼レコードプロデューサーだ。彼女は、2020年12月に、「誰かが気づくまで」毎日1曲投稿するとか、単に「退屈」だから投稿するなどの気軽なキャプションをつけて自分の音楽のクリップをTikTokにアップロードし始めた。TikTokコミュニティから注目されるようになり、最初のビデオは75万回以上視聴された。現在はTikTokで260万人のフォロワーを抱えている。作品は、ベッドルームポップ、オルタナティブポップ、ドリルなど複数のジャンルに及んでいる。最近では、同じく新人のアイス・スパイス氏と「ボーイズ・ア・ライアー Pt.2」でコラボレーションした。この曲は2月にYouTubeに投稿されて以来、1億5200万回再生されている。ピンクパンサレスは投稿の頻度が低いにもかかわらず、YouTubeの登録者は117万人、インスタグラムのフォロワーは150万人だ。最後のインスタグラムの投稿は2月のアイス・スパイス氏とのもので、メインページのグリッドの写真は8枚しかない。ビバリー・ウォーカー氏は数日間にわたり自身のTikTokにキャンペーンアセットを投稿する予定だという。
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「あの超自然的なコンセプトを見たとき、このキャンペーンに参加したいと思った。スターフェイスの新ドロップはとても楽しく、長年尊敬してきたブランドと協働する絶好の機会だった」とビバリー・ウォーカー氏は語っている。
スターフェイスは2019年にローンチし、現在はD2Cのeコマース、ウォルマート(Walmart)、ターゲット(Target)、CVSで流通しており、8月にはウォルグリーン(Walgreens)でも取り扱われるようになる。米国に加えて、カナダと英国でも販売されている。昨年以降収益が200%増加し、従業員数は2021年以来60%増えて約40人になった。2020年にはBBGベンチャーズ(BBG Ventures)主導で200万ドル(約2.9億円)の外部資本を調達した。
Z世代の新進気鋭の人材とコラボするスターフェイスの能力
Z世代の主要な著名人と協働するスターフェイスの能力が、クールなイメージを生み出すのにどのように役立ったかについて過小評価してはならない。ソーシャル・コンテンツ担当ディレクターのペイジ・コザック氏が率いるスターフェイスのインフルエンサーチームは将来有望な才能を発掘することに尽力している。ブラザーズ氏によると、ピンクパンサレスとの関係は2021年からだという。また、ブラザーズ氏は、インフルエンサーチームと新進気鋭のコンテンツクリエイターやタレントとの間には「数え切れないほどのDM」のやりとりがあると語った。ピンクパンサレスの場合は、2021年のファーストアルバム『トゥ・ヘル・ウィズ・イット(To Hell With It)』のデビューを祝ったり、無料で商品を提供したり、ピンクパンサレス氏がスターフェイスについて無償で投稿した際にDMで好意を返礼したことなどがあるという。
スターフェイスは、大学アメフト選手ケイヴォン・ティボドー氏との2022年の提携など、ほかにも新進気鋭の人材と協働している。さらに、同社の製品はジャスティンとヘイリーのビーバー夫妻やブラックピンクのロゼ氏、ニコラ・ペルツ=ベッカム氏らセレブにも無報酬で使われている。美容愛好家なら、ナイキ(Nike)のスウッシュやAppleのロゴを識別するのと同じほど簡単に、街中でスターフェイスの特徴ある製品を使っている人に気づくことができるだろう。これは若いブランドにとってはまれな偉業であり、ましてや人気のニキビステッカー分野のブランドにとっては珍しいものだ。
「ハイドロスターをつけることは、自分がコミュニティの一員であることを示している。それをつけているほかの人を見ると、『私と同じ経験をしている人だ』と思う。彼らは(公の場でニキビを見せていることを)気にしてはいない」とブラザーズ氏。「ニキビを治したり落ち着かせるだけのアイテムではなく、アクセサリーとして、日常生活の一部として、気分をアップしてくれるものなのだ」。
顧客の気を引くために依然として積極的な戦略に依存しているブランドや製品は多いが、近年ではZ世代は「ニキビポジティブ」というマーケティングテーマに惹きつけられている。だが、ニキビができたことを非難して、ニキビを「なくす」ことやニキビに「別れを告げる」ことを約束する製品であっても、ニキビを隠さないことがもっと受け入れられて普通になってきていること、そしてスターフェイスのようなブランドがニキビ対策として若々しくて面白いアプローチを確立していることは否定できない。ビバリー・ウォーカー氏もこの意見に同感だ。
「スターフェイスとのコラボレーションは、私にとってはまさに一回りした感がある」とビバリー・ウォーカー氏。「自分を公にさらけ出すときに、何か自信を感じられるものを持つのはとても重要だ。肌のことでストレスを感じたり悩んだりするかわりに、顔に星をつけるだけなのがとても気に入っている」。
[原文:Starface brings on Gen-Z singer-songwriter PinkPantheress for its latest campaign]
EMMA SANDLER(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)