TikTokでもっとも人気の楽曲のいくつかに関わっているラッパーのスウィーティーは、コロナ禍中も怒涛の勢いで上昇を続けている。リハーサルの合間に、米DIGIDAYの姉妹サイト、グロッシー(Glossy)に自身のキャリアや、これからリリースされるビューティラインを含む、あらゆることについて語ってもらった。
TikTokでもっとも人気の楽曲のいくつかに関わっているラッパーのスウィーティーは、パンデミックの最中も怒涛の勢いで上昇を続けている。
「ベストフレンド(Best Friend)」や「タップイン(Tap In)」などのヒット曲を発表したあと、複数の雑誌の表紙やブランドとのコラボレーションで、ビューティ業界とファッション業界のアイドルとしても頭角を現した。この1カ月半で、彼女はコスモポリタン(Cosmopolitan)の表紙に登場し、パリス・ヒルトンとのTikTok動画は400万回視聴された(この動画ではジューシー・クチュール[Juicy Couture]のトラックスーツとリップグロスで2000年代初期のスタイルを喚起した)。
スウィーティーは2017年にインスタグラムで人気の動画を投稿して大ブレイクしたが、TikTokでは擬人化されたバーキン(Birkin)のバッグを使った寸劇や2000年初頭の昔のミュージックビデオ、インフルエンサーとのコラボレーションなどでもヒットしている。リハーサルの合間に、米DIGIDAYの姉妹サイトであるグロッシー(Glossy)に、自身のキャリアや、これからリリースされるビューティラインを含むビューティ関連のあらゆることについて語ってもらった。
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ーーあなたの美容へのこだわりは何か?
もちろん、ネイルだ。ネイルをしてもらって、それが気に入らなければ、嫌な1日になる。もうひとつは髪。いつも自分のヘアスタイルを変えている。化粧に関しては、リップグロスが大好き。
ーーネイルアートに関してインスピレーションを受けたのはどこからか?
テミカ・ジャクソン(インスタグラム・アカウント:@CustomTnails)にネイルをしてもらうが、インスピレーションはどこからでも得られる。私はピンタレスト(Pinterest)を見るのが好きだし、インスタグラムに投稿されるネイルを見るのも好きだ。そうして、自分の次のネイルの見た目に、いろいろな自分の好みを混ぜることができる。
ーー主に一緒に仕事をしているメーキャップアーティストは誰か?
ディーナ・ペイリー(インスタグラム・アカウント:@deelishdeanna)、それから東海岸のトウィギー(インスタグラム・アカウント:@beatbytwiggy)。ディーナは「ベストフレンド」 、トウィギーは「バック・トゥ・ザ・ストリーツ(Back to the Streets)」のビデオで一緒に仕事をした。これらの動画を通して幅広さを見せられたとともに、優れたメイクアップアーティストを起用して、服装やルックスに命を吹き込むことの重要性も示している。
ーーTikTokは、あなたの音楽キャリアにおいて、この1年どのような役割を果たしたと思うか?
自分の曲の可視性を高めてくれたインフルエンサーたちを無視することはできない。TikTokコミュニティが私の音楽を素晴らしい形で受け入れてくれたことに、本当に感謝している。
ーー最近のパリス・ヒルトンをフィーチャーした「ベストフレンド」の動画はどうやって生まれたのか?
私たちはすぐに気が合って、ふたりが関係を深められた素晴らしい経験だった。それ以来、いつも話をしている。コラボレーションをしたいと思ったら、お互いをしっかりとサポートしあっているように感じている。私たちはどちらもファッションガールで、楽しいことをするのが好きだ。
ーーあの動画はとても2000年のビンテージ物だ。あなたは2000年初期のY2Kスタイルのファンか?
私は間違いなくその時代のファンだ。(ヒルトンの)服装はとても定番だったし、今回のビデオでも着た。つい惹かれてしまう何かがある。ベロアのジャンプスーツはお尻を美しく見せてくれる。
ーーリップグロスについて教えて欲しい。
私は小さい頃、寝る前にリップグロスを塗っていたくらい、ずっとリップグロスに興味があった。美容用品店とチェリー、ライム、イチゴ、ブドウの風味が気に入りだった。子どもの頃は(リップグロスの)チューブをできるだけたくさん集めていた。
ーー最近のモーフ(Morphe)とのコラボにリップグロスを加えたのもそのためか?
私はとにかく、ただのメーキャップが好きな女の子だ。自分のメイクをするのが大好きだ。新製品を見つけるのが好きだ。化粧は基本的に絵画のようなものだ、と気づいてからは、私にとっては化粧は化粧ではなくなった。文字通りペンキのようなものだ。つまり、色を混ぜたり、素材をミックスしたり、顔の特徴を強調したりする。顔を作るには特別な技術が必要で、メイクアップアーティストは本物のアーティストだ。
ーーいつかビューティーラインを立ち上げようと考えたことはあるか?
実は今それに取り組んでいる。リップグロスは、私たちが最初に注力するものであり、それが魅力的な見た目になることも直感的に分かっている。すべてのアイシーな女たち(Icy Girls:高級志向で独立心が強い女性を指すスラング。スウィーティーは同名の楽曲でも題材にしている)は、(このリップグロスに)とても興奮してくれるだろうし、確定したらすぐに詳しく伝えたいと思っている。
ーー来年、どのソーシャルプラットフォームがあなたの音楽を宣伝するための一番のプラットフォームになると思うか?
どのプラットフォームも同じように重要だ。私が言うプラットフォームとは、Twitter、トゥリラー(Triller)、インスタグラム、TikTokのことだ。これらのプラットフォームはすべて、私がリリースしようとしているものを拡散し、より多くの注目を集めるのに役立っている。すべてのプラットフォームに本当に感謝している。なぜなら、それらはパンデミック中に私のブランドを維持し、高めるのに役立ったからだ。
ーー2021年の残りの計画は?
私の最初の作品をリリースできることを楽しみにしている。私のEPは通常7曲だが、17曲以上があるのは今回がはじめてだ。リリースのたびに、自分のブランドやチーム、そして自分自身がますます強くなると感じている。私は本当にワクワクしている。ファッション、音楽、ビューティ、慈善活動で何かをするたびに、さらに多くの扉が開かれる。なので、私の目標は高いレベルで働き続けることだ。
[原文:Saweetie on her upcoming beauty line, love for lip gloss and TikTok]
LIZ FLORA(翻訳:塚本 紺、編集:長田真)