The Rundown: ブランドパーパス を「プロパガンダ」にしてはいけない

The Rundown(ランダウン)は、米DIGIDAY編集部の幹部による「社説」シリーズ。歯に衣着せぬ表現で、メディアやマーケティングの最前線が抱える課題を浮き彫りにしている。今回はシャリーン・パサック副編集長が「ブランドパーパス」ブームについて疑問を投げかけた。

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ブランドパーパスはこの1年あまり、業界のスローガン的な存在となっていた。だが、それがついにCMOのオフィスを飛び出した。合同でNPOビジネス・ラウンドテーブル(Business Roundtable)を設立したCEOたちが8月第3週、「ステートメント・オン・ザ・パーパス・オブ・ア・コーポレーション(Statement on the Purpose of a Corporation:企業のパーパスに関する宣言)」 と題する公開書簡を発表したのだ。

これは端的に言えば、今日の企業は、株主よりも「ステークホルダー(利害関係者)」に価値を提供する責任を負っていると公言したといえる。そのステークホルダーとは、コミュニティ、顧客、従業員、ベンダーを含むとしていた。

パーパスとは「動力源」