IN/OUT 2021 - BRANDS

「グローバルで戦う視座を持てるかが、優勝劣敗を決める」:ラオックス 飯田健作 氏

2021年にも、新しいトレンドは生まれ、役目を終えたトレンドは忘れ去られていく――。

DIGIDAY[日本版]がお届けする、2020年・2021年の年末年始企画「IN/OUT 2021」。この企画では、我々が開催してきたさまざまなイベントでお世話になった、日本のブランドおよびパブリッシャーのエグゼクティブたちへ、新しい1年にトレンドイン・トレンドアウトするであろう事象について考えを伺った。

ラオックスでCOO 副社長を務める飯田健作氏の回答は、次のとおりだ。

――2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

外圧ではあったけれど、社会全体が長年続いてきた課題に直面させられ、次のパラダイムに向かい始めた最初の年。

――2021年、必ず押さえておきたいと思う、新しいトレンドは?

多国間貿易:このおおよそ4年間、アメリカ、イギリスをはじめ、自国ファーストで各国は自国経済、もしくは、近隣ブロック経済に走ってきたが、アメリカ大統領選の結果、一帯一路の停滞などを背景にRCEP、TPPなど急速に多国間貿易への揺り戻しが起きている。

それを他人事と捉えず、自社の成長のトレンド、チャンスと捉え、正しくアクション出来るかによって、1年後の業績が大きく変わり得るタイミング。それをどれだけの企業が認識出来ているか…

競合、競争は国内ではない。グローバルな舞台で戦う視座を持てるかが優勝劣敗を決める。

――2021年、もはや時代遅れと思える、既存のトレンドは?

「日本らしさ」「クールジャパン」:このふたつはプロダクトアウトの典型。映画、ドラマ、音楽は戦略的に取り組んで来た韓国の圧勝。アニメ、漫画は辛うじて踏みとどまっているが、風前のともしび。

日本商品の質、価格に対する価値も死に体。どれだけ唱えても、他国のサービス、プロダクトに単体では勝ててない。それを自己認識出来ず、「日本らしさ」「クールジャパン」的に推すのは時代錯誤以外の何物でもない。

しかし、まだ海外に知らせていない価値は残っている。我々のサービスやプロダクトの背景に、世界一のレベルで残っている「ストーリー」こそが価値になり得る。サービスやプロダクトにストーリーを的確にアタッチしていくことこそが、世界に伍していける我々の価値。

あとは、世界に出していくパートナーの有無だけ。

年末年始企画 [IN/OUT 2021] Brands の回答一覧
年末年始企画 [IN/OUT 2021] Publishers の回答一覧

Edited by DIGIDAY[日本版]編集部