「不安」が世間を包み込むいま、なにを指針とすべきか?

DIGIDAY+ 限定記事 ]本記事は、米DIGIDAYのブライアン・モリッシー編集長によるコラムです。アメリカでは未曾有の経済成長を続ける反面、さまざまな不確実要素が世間を包み込むなか、今後のマーケティング業界ではなにを指針とすべきか考察しています。

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ほとんどの尺度において、我々は前例のない吉報の時代に生きている。

いま米国の経済は、記録的となる122カ月連続で拡大してきた。また、その失業率は、ケネディ政権以来の水準だ。S&P 500指数は、過去数十年間で3倍近くになった。ケーブル会社の専横でさえ浸食されてきた。Netflix(ネットフリックス)などのストリーミングサービスのおかげで、かつてない豊富なエンターテインメントがどこにでもある。そして何より、ポパイズ・ルイジアナ・キッチン(Popeye's Louisiana Kitchen)とチックフィレイ(Chick-fil-A) が、チキンサンドイッチを完璧なものにしようと闘っている。すべての通常の尺度を見れば、物事は万事が快調に進んでいる。

それでも、不安がニューノーマル(新常態)になっている。たしかに、経済は順調だが、中国との絶え間ない貿易戦争が、消費者の信頼を損ないつつある。CNNにチャンネルを合わせると、差し迫っているとされる景気後退に関する報道だらけで、しかもそれが、大型ハリケーンのニュースのときにこれまで取られていたスタイルで報じられている。逆イールド曲線は、経済学の教科書だけにとどまらず、一般的な会話で厳粛な信条として語られるようになった。RV車が販売不振? 景気後退の前兆だ。

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