世界的コンドームブランドのDurex(デュレックス)は、安全な性行為を奨励するための「コンドーム絵文字」を承認するよう、文字コード標準化団体のUnicodeコンソーシアムに呼びかけている。また、そのためのハッシュタグキャンペーン『#CondomEmoji』も開始した。
キャンペーンは12月1日の『世界エイズデー』においてUnicodeの正式な絵文字として承認され、クライマックスを迎えることを目指している。なお、仮に正式承認されても、新しい絵文字が携帯電話などのデバイスで表示されるまでには、通常1年以上かかるということだ。
若者たちのセックス議論に、コンドーム絵文字がぴったりフィットする?
世界的コンドームブランドのDurex(デュレックス)は、安全な性行為を奨励するための「コンドーム絵文字」を承認するよう、文字コード標準化団体のUnicodeコンソーシアムに呼びかけている。また、そのためのハッシュタグキャンペーン『#CondomEmoji』も開始した。
Durexの調査では、18歳から25歳の若者では85%が、「絵文字を用いるほうがテキストよりもセックスについての話をしやすい」と回答。さらに同じ年齢層のおよそ3分の1が「自分たちは性病にはかからないだろう」と、答えたという。
Advertisement
「コンドーム絵文字があれば、若者たちが気恥ずかしさを感じずに、安全なセックスについて話せるようになる。こうした会話をもつことで、HIVやエイズを含む性感染症を予防するためにコンドームを使うことの重要性について、もっと意識を高めてほしい」と、Durexのマーケティングディレクターであるカレン・チザム氏は、声明を出した。
こうした新たな絵文字を登録するためのキャンペーンが行われる背景には、海外で「emoji」と呼ばれて普及の進む、絵文字文化の盛り上がりがある。フィンランド政府がサウナをモチーフにした国家公認の絵文字を発表したり、英オックスフォード辞書の「2015年、今年の言葉」に嬉し泣き顔の絵文字が選出されたりと、いまや絵文字は若者世代を中心にコミュニケーションの手段としてすっかり浸透しているのだ。
話をコンドーム絵文字に戻すと、キャンペーンは12月1日の『世界エイズデー』においてUnicodeの正式な絵文字として承認され、クライマックスを迎えることを目指している。なお、仮に正式承認されても、新しい絵文字が携帯電話などのデバイスで表示されるまでには、通常1年以上かかるということだ。
written by ワタナベダイスケ(参照記事)