インフルエンサー専門の弁護士、J・リーバーマン氏の1日:「弁護士をまったく恐れなくても良い」

インフルエンサーの契約規模が拡大し、複雑化が進むなかで、弁護士の必要性が増している。

そんななか、ハッシュタグリーガル(Hashtag Legal)は、進化をつづけるインフルエンサーマーケティングの世界で、インフルエンサーやインフルエンサーエージェンシー、プラットフォーム、そしてブランドの道しるべとなる法律事務所だ。インフルエンサーの分野に明るい弁護士の必要性を目の当たりにした弁護士のジェイミー・リーバーマン氏は、2016年に共同創設者のダニエル・リス氏とともに同事務所を立ち上げた。

リーバーマン氏のいつもの1日の様子を紹介する。なお、内容は若干の編集を加えている。

07:00 am 起床。eメールとFacebookをチェックする。クライアントの多くはインフルエンサーで、FacebookのMessenger(メッセンジャー)でやりとりしたがる場合が多い。すぐに対応できるeメールやメッセージには返信し、それ以外はフラグを付けて後回しにする。

07:15 am この頃には子供が起き出し、出かける準備にとりかかる。ここからは母親モードだ。子供が朝食を食べて着替えているあいだ、弁当とカバンの準備を整える。8時には家を出て、一緒に登校する。

08:30 am 子供を学校まで見送ってから、ジムに向かい日課のトレーニングをする。スケジュールがいっぱいに詰まっている日がほとんどだが、この1時間だけは自分のためだけの時間だ。トレーニングが終わると、地元のお気に入りの喫茶店でコーヒーを淹れてもらい、仕事に向かう途中でビジネスパートナーのダニエルに近況を伝える。

09:45 am クライアントからの最初の電話が、スカイプ(Skype)にかかってきた。雇用契約の交渉についての相談を受ける。私はネットワーク上で弁護士業を行っており、自宅でも働く。だからスカイプやズーム(Zoom)、Google Hangout(ハングアウト)を活用することが多い。

10:00 am eメールを開き、夜中や朝に届いたeメールに返信する。まだ、なにも食べていないことに気づき、ボウルにオートミールを入れる。

11:00 am クライアントから至急、契約を審査してほしいとのメールが届く。ブランドのスポンサードコンテンツの作成契約を行っているクライアントだ。成果物と成果物の所有権、タイミングと支払いを含めた契約の詳細についての同意が必要となる。契約を審査し、修正を行いクライアントに送り返す。あとはパラリーガルが問題点について電話で注意して、書き直しは完了だ。

12:30 pm さきほどの契約の処理が終わったので、スーパーマーケットのトレーダージョーズ(Trader Joe’s)でサラダを買う。Facebookをチェックし、猫のおもしろ画像にちらっと目をやりつつ、届いているメッセージに返信。猫のおもしろ画像って見飽きないと思わない?

01:15 pm さきほどのクライアントから、契約内容について満足しているとの電話。クレメンタイン(柑橘系の果物)を食べてお祝いをする。次のアポイントメントまでに、いくつかeメールをチェックする。

02:00 pm ダニエルと、エージェンシー・イン・ユア・インボックス(Agency in Your Inbox)というデジタル情報構想に関するFacebookライブ動画の配信に参加する。18人の専門家が、企業向けに事業の成長と保護に関する情報を提供する配信だ。弁護士との仕事の進め方や弁護士の雇用、また企業がよく陥る落とし穴や、現実によくある商標や著作権、契約問題に関する話をする。

02:30 pm 同僚がクライアントの企画向けに実施した、欧州連合(EU)の新しいプライバシー関連法案に関する調査を見直す。調査に目を通しているとお腹がすく。プレッツェルに手が伸びる。

04:00 pm 次のFacebookライブ動画の予定だ。ペット向けブログのコミュニティであるブログポーズ(BlogPaws)の教育ディレクターと話をする。ブログポーズが毎年開催している4月のイベントで、私が商標や著作権についてスピーチをする予定となっており、今回のFacebookライブ動画もそれに関する話だ。弁護士がいかに役立つか、そして弁護士をまったく恐れなくても良いことを説明する。実際、まったく恐れる必要はないのだ。

05:00 pm 子どもたちが学校から帰宅する。事務所から出て、子どもたちの1日について話を聞く。子どもたちを家まで送り届けるのは、ベビーシッターの役目だ。この素晴らしいベビーシッターとも少し話をする。長男が宿題をはじめ、次男は宝箱のなかから宝物を選んで見せてくれる。良い1日だったようだ。

05:30 pm いくつかeメールを書いてから、夕食の準備をはじめる。この30分は、子供たちのゲーム時間だ。今晩のメニューは鶏肉チャーハン。

06:00 pm 夕食は子どもたちと一緒だ。ポケモンやマッデンNFL(Madden NFL)などゲームの話をする。夕食後は、本を読んで風呂に入るまでくつろぐ。1日のなかで一番好きな時間だ。誰にも邪魔されず子供たちと過ごすことができる。この時間はテクノロジーを使わないと決めている。Siriにしか答えられない、「たとえば冥王星の直径は?」といった質問を子供がしたときは別だが。

07:00 pm 夫が仕事から帰宅。子供たちは大喜びで、私は取りのこされる。夫が風呂とベッドの支度をして、私は夕食と子供たちの散らかしたものを後片付けだ。後片付けをしながらダニエルに電話する。特定の画像の使用が、著作権上の公正使用にあたるかどうかというクライアントからの質問について話し合う。

07:30 pm 子供たちは就寝、ようやくひと息つく。チャーハンの残りを食べる。いつも残すんだから。HBOのテレビ番組「バリー(Barry)」を見てリラックスしようとする。

09:00 pm 非常に優れたクライアントのプロジェクトを完成させ、別のクライアントの商標を提出し、eメールに返信する。明日デスクについてすぐに仕事がはじめられるように、明日のスケジュールを書きあげる。

深夜 朝7時まで誰にも起こされずにすむように願いながら眠りにつく。

Ilyse Liffreing(原文 / 訳:SI Japan)
Image courtesy of Jaime Lieberman