バリーズ(Barry’s)のCEO、ジョーイ・ゴンザレス氏は、昔はグループでワークアウトするのが嫌いだったそうだ。
2004年当時ロサンゼルスに住んでいたゴンザレス氏は、このワークアウトスタジオに足を踏み入れて虜になった。バリーズは、バリー・ジェイ氏により1998年にロサンゼルスで始まり、2015年まではバリーズブートキャンプ(Barry’s Bootcamp)と呼ばれていた。その当時は軍隊のブートキャンプをテーマに、装飾は迷彩柄で、顧客向けにドッグタグを用意していた。だが、時が経つにつれ、このフィットネスブランドはそのイメージを脱ぎ捨て、より広範囲でもっと高級な美学を取り入れるようになり、その赤い照明が有名になった。カルト的な人気を誇るこのワークアウトスタジオは現在25周年を迎えたが、その過程で愛好者の強固な支持を築き上げている。現在までに14カ国に84カ所のスタジオを持ち、米国には6拠点がある。まもなくイスラエル、スペイン、バーレーン、エジプトにも進出する予定がある。
バリーズ(Barry’s)のCEO、ジョーイ・ゴンザレス氏は、昔はグループでワークアウトするのが嫌いだったそうだ。
2004年当時ロサンゼルスに住んでいたゴンザレス氏は、このワークアウトスタジオに足を踏み入れて虜になった。バリーズは、バリー・ジェイ氏により1998年にロサンゼルスで始まり、2015年まではバリーズブートキャンプ(Barry’s Bootcamp)と呼ばれていた。その当時は軍隊のブートキャンプをテーマに、装飾は迷彩柄で、顧客向けにドッグタグを用意していた。だが、時が経つにつれ、このフィットネスブランドはそのイメージを脱ぎ捨て、より広範囲でもっと高級な美学を取り入れるようになり、その赤い照明が有名になった。カルト的な人気を誇るこのワークアウトスタジオは現在25周年を迎えたが、その過程で愛好者の強固な支持を築き上げている。現在までに14カ国に84カ所のスタジオを持ち、米国には6拠点がある。まもなくイスラエル、スペイン、バーレーン、エジプトにも進出する予定がある。
「(バリーズでは)部屋のいたるところに鏡がある。それは、自分のフォームを観察して自分を見るためだ」とゴンザレス氏。「それはまさに自分自身との闘い。(他人との)競争もあるかもしれないが、ほとんどの場合、自分自身とつながるためにここに来る」。
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過去25年間にわたり、バリーズはフィットネスの流行や新型コロナウイルス感染症の影響に耐え、これまで以上に回復力を高めている。いまはまた利益を出しており、同社によれば、2022年の収益は1億ドル(約150億円)を超え、2023年には前年比で40%の増加を予想している。
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大で、フィットネス企業は打撃を受けた。ゴンザレス氏によると、2023年の第1四半期の時点でバリーズの収益はパンデミック直前の水準の99%まで回復しているという。バリーズは、パンデミック中に、バリーズX(Barry’s X)というバーチャルワークアウトシリーズを開始した。追加のクラス形式には、トレッドミルランニングとウェイトリフティングが半々のバリーズオリジナルHIITワークアウトや、ランニングの代わりにエアロバイクを行うバリーズXライド(Barry’s x Ride)がある。また、筋力トレーニングのバリーズXリフト(Barry’s x Lift)、リカバリークラスのバリーズXリリース(Barry’s x Release)もある。
ゴンザレス氏は、顧客からCEOになった経緯、世界中の運動習慣、赤い照明のスタジオが心地良い理由についてGlossyに語った。以下に、読みやすさのために若干編集した会話を紹介する。
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顧客からCEOになった経緯
「2004年にチームに加わった。だが、最初は顧客だった。その後インストラクターになり、マネージャーになった。そして数年間運営を行って、最終的にはサンディエゴやニューヨークなど、ロサンゼルスの後に開設した全スタジオに私財を投資して共同創業者のひとりになった。ブランドのポータビリティを証明し、規模を拡大するために必要なツールすべてを開発する指揮を執っていた。このビジネスの文化にどのように影響を与えられるかという点で、私の役割はCEOになるずっと前から始まっていた。私にとって、有酸素運動の流行と低迷、当社がずっと行ってきたHIITが人気になるなど、思いつく限りのフィットネストレンドや文化的な変化を乗り越えては発展してきた約20年間だった。
CEOになるという目標や夢はまったくなかった。私はそれを目指したわけではない。だが、大好きな仕事を見つけて、一生懸命働いた。これは、今日の若者には受け入れにくいアドバイスだ。なぜなら、ミレニアル世代やZ世代はワークライフバランスをうまく見つけているから。だが、実際には1日の時間は限られている。だから、大きな志と野心があるなら、一生懸命働く以外に方法はない」。
フィットネスの生まれては消えてゆく流行を生き抜く
「バリーズがこれほど長い間成功を収めてきた大きな理由には、常に楽しさを持ち続けていることがある。バリーズ(でのワークアウト)は非常に簡単なことではないが、スタジオに来てドアをくぐると、一生懸命努力し、結果を重視し、大きな挑戦に取り組む心構えができている同志に囲まれていることを感じる。だが、ナイトクラブのような照明だ。あれは、バリー(・ジェイ氏)が言うところによると、シラフのときにバリーズを設立したが、自分の人生のナイトクラブや外出、パーティやダンスなどの部分が恋しかったからだということらしい」。
バリーズの今後
「(今後)3~4年以内に米国内に少なくともスタジオを100カ所開設したいと考えている。世界的には無限だ。適切な戦略があれば、今後3~5年で世界で150~200のスタジオ数を達成できるかもしれない。また、ブランド拡大の観点では、リフトとライドクラスの両方に投資している。顧客からはそれらのクラスを自分の市場で取り入れてほしいという声が定期的に寄せられている。『もっと取り入れる予定は?ほかのモダリティはあるのか?』といつも尋ねられているが、私はずっと『わからない』と答えていた。だが、答えはイエスだと思う。もっと多くのものがいつもバリーズには取り入れられると思う」。
[原文:After 25 years in business, Barry’s fitness is just getting started]
EMMA SANDLER(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)