「 ビューアビリティ は最初の一歩に過ぎない 」:アシックスが試みる、ユーザー注視の計測指標

DIGIDAY+ 限定記事 ]アシックス(Asics)は、決定的な一線を引くことにしたようだ。

この大手スポーツウェアメーカーでは、ある一定時間100%のインビュー(in-view)状態の広告のみ買い付けることにした。そのため、ビューアビリティ(広告の可視性)の計測に対する期待値が上がり続けている。

ユーザーから閲覧可能な状態にある広告のみを支払い対象とするために、アシックスはvCPMというビューアブルなインプレッション1000回当たりの広告単価を採用。vCPMは広告の可視性とインプレッションごとの表示時間を計測するもので、広告主が従来使ってきたすべてのインプレッションの集計値を使うものではない。集計値によるビューアビリティ計測は数年来、堅持されてきたが、この方法では1秒間の広告閲覧と5秒間の広告閲覧の効果の違いを知ることはできない。

半年前、アシックスはアドテク会社のティーズ(Teads)と共同でvCPMの実験を行った。わずか1000分の1秒の差が大きく作用する「見た、見ない」の二択方式から脱却し、エンゲージメントと滞在時間(視聴時間)をビューアビリティの指標として採用する計画の一環だった。

アシックス社内のメディア部門、アシックスデジタルでシニアマネジャーを務めるフィリップ・ブライアント氏は言う。「私たちは、あらためて考える必要に迫られた。広告表示が2秒の壁をクリアしてビューアビリティのチェックボックスにチェックを入れることが重要なのか、それとも広告を見たユーザーが75%エンゲージした、あるいは100%エンゲージしたことが重要なのか」。

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