かつて企業のデジタルマーケティングといえば、ポータルサイトのバナー枠を購入するだけで十分だと思われていた時代がありました。実際にそれだけで、インターネット上のほぼすべてのユーザーにリーチできていたのです。
しかし、膨大なインプレッションが保証されているバナー枠にスタティックな画像広告を配信することだけが、果たして「デジタルマーケティング」と言えるでしょうか?
消費者の行動データを読み取り、認知拡大から購買に至るまでのそれぞれの顧客ステージに応じて意味のあるメッセージを適切なタイミングで届けること――。それが現代的な意味でのデジタルマーケティングと言えるのではないかと、私は思います。カギは「データ」です。