「抵抗があるのは、正しいルートに乗っているということ」:R/GA グリーンバーグ氏曰く

ロバート(ボブ)・グリーンバーグ氏と兄のリチャードは1977年、互いのクリエイティブパワーとイニシャルをまとめてR/GAを作ることにした。それから40年以上にわたって、R/GAは何度も進化を重ねてきた。グリーンバーグ氏によると、その進化がR/GAを成功へと導いてきたという。

「私は、我々が常に確実に進化し、変化していくことをビジネスの一部にしてきた。それによって物事がさらに困難になることもある」と、グリーンバーグ氏は語る。「我々が変化していないときを覚えていない」。

米DIGIDAYのポッドキャストシリーズ「メイキング・マーケティング(Making Marketing)」で、グリーンバーグ氏はインタビューに応えてくれた。そこで、R/GAの起源について、ほぼ恒常的な進化について、さらになぜ業界が変化を恐れるのかについて話してくれた。以下にグリーンバーグ氏との会話の抜粋を掲載する。内容を明確にするために若干の編集を加えている。

変化の痛みには耐え続ける価値がある

我々がUNIXを追加した初の企業のひとつとなったとき、社内には反対する声があった。我々が動画をインテグレートしたときも、同じことを感じた人間がいた。純粋にフィルムを愛する人は動画を嫌っていたが、それがすべてを可視化するための方法で、我々にとっての本当に大きな差別化要因になると、私は思っていたし、現にそうなった。抵抗があるということは、正しいルートに乗っているという意味だと思っている。

「ノー」を「イエス」に変える

私がIPGの最高経営責任者(CEO)マイケル・ロス氏を訪ね、我々がアクセラレーターになれるかと聞いたとき、彼は「絶対に無理だ」と言った。アクセラレーターはベンチャー企業につなげられると話すと、彼は「我々は銀行ではない」と答えた。そこで私は言った。「マイケル、わかっているだろう、ノーはイエスのはじまりだよ」と。すると彼も「忌々しいノーはイエスのはじまりだと知っている」と言った。最終的に彼はイエスと言い、我々は100社以上を対象に、アクセラレーションプログラムを開始した。

業界が脱構築している背景

我々の業界の問題点は、新しいものへ切り替えが進まないだけでなく、いまはそのタイミングではないというときに、いままでのものを捨て、より魅力的なものに飛びついてしまうことだ。うまくチャンスをつかめないと、口ではうまく言うけれど実行力が伴わないことになる。気づいていない人がときどきいるが、我々のビジネスは、テレビドラマ「マッドメン(Mad Men)」の時代にまでさかのぼれば、説得の芸術だ。だから誰よりもうまく話すことができるわけだが、クライアントは多くのレベルで振り返り、作業がどのようになっているかを確認しなければならないし、実際に彼らはそうしている。これが多くの脱構築(deconstructing)を生み出している要因だ。

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Gianna Capadona(原文 / 訳:ガリレオ)