トランスコスモス の「第二創業」、OB経営者はどう見る?:上野正博氏、早見泰弘氏、秋山勝氏の視点

「謎の大企業」キャンペーンは、OBたちをも突き動かした。

トランスコスモス(Transcosmos)がダイヤモンドスポンサーとして協賛している「アドテック東京2018」が、2018年10月4・5日に東京国際フォーラムで開催される。人気俳優の山田孝之氏がCIO(Chief Innovation Officer:最高イノベーション責任者)を務めるトランスコスモスのグループ企業「me&stars(ミーアンドスターズ)」のキーノートや、展示ブースで複数のセッションが実施される予定だ。

そのセッションのなかのひとつが、「トランスコスモスOBが謎の大企業を語る」である。創業50年を超えるトランスコスモスは、国内外172拠点、グループ社員数約5万人、連結売上高2600億円を超える大企業。しかし、根幹事業が「縁の下の力持ち」的なアウトソーシングサービスであるため、デジタル領域での新たな取り組みについて、広く知られていないという実情もあった。このセッションでは、そんな同社を「謎の大企業」と表現し、かつて同社に在籍し、いまは経営者として第一線で活躍するOBたちに、外から見た現状と今後について、OBならではの視点から語ってもらう内容を予定している。

OBは、現在をどう見る?

モデレーターを務めるのは2016年からトランスコスモス取締役・上席常務執行役員兼CMOを務める佐藤俊介氏。スピーカーとして登壇するOBは、BuzzFeed Japan代表取締役社長の上野正博氏、株式会社ワイズ代表取締役会長兼CEOの早見泰弘氏、株式会社ベーシック代表取締役の秋山勝氏ら3名だ。

佐藤氏をはじめ豊富な人材を擁する同社だが、なぜ現役社員ではなく、OBを呼ぶのだろうか。このセッションを企画した佐藤氏は、その問に対して「社長が自ら『第二創業』という言葉を使っているいま、歴史ある会社を、OBを代表する方々から見てどう思うか興味があった」と答える。昨年から開始した「謎の大企業」キャンペーンに対し、OBから多くの反応が寄せられていたことも、きっかけのひとつになったという。

「今回のテーマは『謎の大企業の解析』。トランスコスモスはいま、DECサービス(デジタルマーケティング、EC、コンタクトセンターを組み合わせた統合型マーケティングサービス)を推進している。OBの方々に組織統合における可能性や、我々の差別化された戦略をどのように見ておられるか伺いたい」。そのうえで、起業家として知られる佐藤氏としては、いわゆる「大企業あるある」を聞いてみたい意図もあると笑う。

「スピーディーな経営陣」

多くのOBが存在するトランスコスモスだが、今回登壇する3名は、いずれも佐藤氏にとって思い入れがある人選となっている。たとえば、上野氏は、ダブルクリック株式会社、オーバーチュア株式会社の社長やCriteoではアジアパシフィック統括責任者を歴任するなど、常に最先端のアドテク企業を率いてきた存在であり、OBとして同社のデジタルマーケティングを強化する知見を有している存在だ。

そんな上野氏は、トランスコスモスを「伝統的な日本企業の側面を持ちながら、ネット・デジタル領域への積極的な投資に取り組み、日本のアウトソーシング企業のなかでは先駆者的な会社だ。そんな大企業がイノベーションに取り組むことは、企業の姿勢としては正しいことだと思う」と評する。

「何十年も売れ続ける商品やサービスはないし、特にここ20年は変化の速度が速い。次の時代にどのようなサービス・商品が求められるかを考えないと衰退していく」と、上野氏は続ける。「実現するためには、いかにスピーディーに経営陣が意思決定できるかが重要だが、トランスコスモスならそれが可能だ。今後はチャットボットを活用することで効率化を図ったり、データを集約、解析し、質を向上させることで、グローバルで多く採用されるサービスを提供していくことを願っている」。

「DECの動向が気になる」

そして、「社内で広く尊敬されている」と、佐藤氏が評するワイズの早見氏は、退職した現在も現場と接点を保ち続けており、社員からの信頼を集めているという。

「退職者にも温かく、人が財産の会社。チャンスを掴むも掴まぬも自分次第だが、確実に挑戦の機会はある」と、早見氏。そのうえで、異業種で活躍する現在も持ち続けるトランスコスモスへの思いを、次のように口にした。

「社外の人間となって注目しているのは、やはりDECサービスの動向だ。カテゴリーを問わず高いニーズがあり、将来性も期待できる。何より、かつて自分も関わった事業でもあり、一緒に仕事をした同僚や部下のことが思い浮かぶ」。

「OBとして貢献したい」

その一方、秋山氏は、これまでの「謎の大企業」キャンペーンを目にし、「トランスコスモスのOBとして貢献したい」と、今回のセッションへの登壇を決めたという。

「表には出ないが多様なサービスを展開するグローバルデジタル黒子企業。特にデジタル領域ではあらゆる事業をカバーするデジタル総合商社」と、トランスコスモスに対する思いを語る同氏。特に、積極的な海外展開は特徴的だと語る。また、かつてはアウトソーシングとデジタル、異なるふたつの要素が混在しているような雰囲気があったが、変化してきた印象を受けるという。

「現在はデジタルマーケティングでプレゼンスを発揮している。それは同時にこれまで自分たちを大企業たらしめていたものを変えるという、大きな挑戦に取り組むことを意味する」と、秋山氏は続ける。「成長のためには必要なことだが、変えるべきものと不変であるべきものを見極め、フィロソフィーを守ってデジタルトランスフォーメーションを進めて欲しい」。

「人との出会いも提供」

3者の言葉からうかがえるのは、トランスコスモスを離れてからも、愛着や強い思いを抱いているということだろう。実際、早見氏のように現在まで関わりのあるOBや、その後復帰したOBも少なくないという。

「トランスコスモスが提供してきたものはサービスだけでなく、人との出会いもある。そんな会社の一面を知って欲しい」と佐藤氏は、このセッションの企画について胸を張る。「トランスコスモスOBが謎の大企業を語る」は、10月5日に同社ブースで開催される予定だ。

 

上野さま▼上野正博
BuzzFeed Japan 代表取締役社長

 

1987年株式会社リクルート入社。1998年ダブルクリック株式会社 代表取締役社長に就任。2001年トランスコスモス株式会社 取締役就任。2003年同社 常務取締役に就任。2004年オーバーチュア株式会社 代表取締役社長に就任。2006年ビカム株式会社 代表取締役社長に就任。2011年4月CRITEO株式会社に入社し、アジア太平洋地域最高責任者に就任。2011年6月同社 代表取締役に就任(アジア太平洋地域最高責任者兼任)。2016年4月BuzzFeed Japan株式会社 代表取締役社長に就任。

早見さま▼早見泰弘
株式会社ワイズ 代表取締役会長兼CEO

 

法政大学経済学部卒業後、㈱ イニットを設立し、代表取締役としてWeb制作業界で当時TOP3規模の会社へ拡大。その後、トランス・コスモス㈱へ営業権譲 渡し、常務執行役員としてインターネット部門及びサービス責任者を担当しながら、国内上場子会社・海外子会社の取締役、董事長などを多数歴任。 2014年2月に㈱ワイズを設立し代表取締役会長に就任。2014年9月日本初の脳血管疾患後遺症特化型マンツーマンリハビリ施設『脳梗塞リハビリセンター』を開設。

秋山さま▼秋山勝
株式会社ベーシック 代表取締役
1972年2月7日、東京生まれ。高校卒業後、企画営業職として商社に入社。1997年、株式会社グッドウィルコミュニケーションにて、物流倉庫の立ち上げ、EC事業のサービス企画を経験。2001年、トランス・コスモス株式会社に入社し、Webマーケティング関連の新規事業など数々の事業企画を手がける。2004年に株式会社ベーシックを創業。「Webマーケティングで世の中の問題を解決する」をミッションに、国内最大級のWebマーケティングメディア「ferret」やオールインワンマーケティングツール「ferret One」、Webページ作成ツール「One Page」といったWebマーケティング事業や国内最大級を誇る「フランチャイズ比較ネット」などのメディア事業を展開。設立以降、50を超えるサービスを生み出し、10件以上のM&Aの実績を持つ。

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