アドブロック対応策に乗り出した、コンデナスト「GQ」:課金か解除か二択を迫る

コンデナスト社は、近頃アドブロック対策に乗り出した。同社が運営する「GQ」において、ポップアップ広告が表示されるサイトにアドブロッカー利用者がアクセスしたら、アドブロッカーを解除するか、1本50セント(約58円)で記事を読むかの選択を迫っている。

各パブリッシャーの対応

このような策に出たメディアは、「GQ」がはじめてではない。「フォーブス」は、サイトアクセスの際はアドブロッカーをオフにするように要求している(しかし、アドブロックユーザーの反発を和らげるため、サイト自体も広告が少ない状態で利用できることを明示)。

また、ほかのパブリッシャーは、アドブロッカー利用者に対して、親しげなトーンでアドブロッカーを解除して欲しいとメッセージ配信するなど、紳士的なアプローチを行っている。

新しい課金システムも導入

アドブロッカー利用者に対してコンテンツを有料化するに当たり、「GQ」では少額の決済を可能にするマイクロペイメントシステム「コインテント(CoinTent)」を採用。2015年初頭にローンチされた、このシステムによって、パブリッシャーはひとつの記事にアクセスした人に対して、個々のコンテンツを閲覧するごとに課金できるようになった。

この「コインテント」は、Web上のコンテンツを簡単に購入出来るように作られており、支払いボタンをクリックするとデジタルウォレットのアカウントを設定できるようになっている。また、コンデナストの食メディア「エピキュリアス(Epicurious)」も「コインテント」を採用した。

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実際に「GQ」のサイトに現れるメッセージ。「アドブロッカーを解除して下さい」というメッセージとともに、広告表示を受け入れるか、50セント払うかのオプションが表示される。

ここ数年、アドブロックは、主要メディアを大いに悩ませてきた。うんざりするほど多くの広告表示がネットサーフィン体験を妨げるとして、オンラインにおけるプライバシーを憂慮する、消費者の間でアドブロッカー利用者が増えてきたからだ。アドブロッカーによって広告が非表示にされるのは、パブリッシャーの売上が減少することを意味する。

Lucia Moses(原文 / 訳:南如水)
Image via 米DIGIDAY