来年は「TVストリーミング元年」Amazonも参入観測

米テレビ事業者ターナーのジョン・マーティンCEOは13日(現地時間)、複数の企業からケーブルテレビのネット版である「TVストリーミング」へのコンテンツ提供のオファーを受けており、Amazonも含まれていると明らかにした。Android Headlinesが報じた。

TVストリーミングはモバイルやデスクトップ、コネクテッドテレビなどのデジタルデバイスにコンテンツを開放するサービス。アーカイブ動画のNetflix、Huluと異なり、日本のAbema TV同様のリアルタイム放送となる。

TVストリーミングは衛星・ケーブルテレビ事業に比べ、初期投資が格段に少なくて済む。「テレビの新しい開拓地」には、Amazon以外にも業界外の参入が有り得る。来年は「TVストリーミング元年」になりそうだ。

ターナーはケーブルテレビ大手で、同時にCNNなどの豊富なチャンネルを保有している。マーティンCEOは米テックメディアRecodeのカンファレンスで「ほかのプレイヤーであるほぼ6社とも(番組提供をめぐって)交渉している」と語り、そのなかにAmazonが含まれていると語った。

WSJの11月の報道によると、Amazonはプロバスケットボール協会(NBA)、メジャーリーグベースボール(MLB)、アメリカンフットボールリーグ(NFL)とライブ放送に関する交渉を数カ月間続けている。テレビ事業者とも未放映の試合の放映権について交渉したと言われている。

来年は各社参入の見通し

米TVストリーミング市場は来年とても熱くなると予想される。Sling TV、Sony Vueが先行参入していたところに、AT&T傘下のDirecTVが今月、35ドル、60チャンネルなどの料金プランで参入した。

Huluは来年初頭にTVストリーミングを開始する予定。FoxやDisneyのチャンネル提供を受け、ABCやESPNなどの力のあるコンテンツを揃える見込みだ。

Written by 吉田拓史
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