ウェンディーズ、Twitter「ライブ配信」で30万ビュー達成:なぜ Facebook を選ばなかったのか?

ライブストリーミングという分野では、インフルエンサーとハンバーガーの組み合わせは、相当なパワーを発揮するようだ。

このセオリーをウェンディーズが学んだのは、シカゴにあるダーリー・プラザのファーマーズ・マーケットに登場した屋台で、Twitterが運営するライブ配信サービス「ペリスコープ(Periscope)」を使ったキャンペーンを行ったときである。ストリーム動画を通してビューワーたちは、ウェンディーズの「ベーコネーター(baconator)」バーガーが調理される様子をライブで観ることができた。

動画はなんと24時間で30万ビューを達成。ビデオは9月1日にシェアされ、600以上の「いいね」と、60以上のリツイートを獲得したという。ウェンディーズによる、もっとも人気を集めたペリスコープ配信となった。

Facebookではなかった理由

ストリーミング配信というとFacebookのライブ動画が話題の中心となっているが、ウェンディーズはこのキャンペーンにペリスコープを採用。「イベント関連の話題にエンゲージしてもらうには、ペリスコープの方が自然なように思えた。リアルタイムの会話という点では、Twitterが先駆者だからだ」と、ウェンディーズのデジタルマーケティング責任者のマイク・ブエノ氏は説明する。

配信された6分間のビデオでは、インフルエンサーネットワークのニッチズ(Niche’s)に所属するソーシャルメディアインフルエンサー、コーディ・ジョンズ氏が「ベーコネーター」バーガーを作っている様子が観られる。ウェンディーズはこのライブストリーム配信のための広告も配信。これは、より大きなデジタルプロモーションの一環でもある。

「スケールにそってオーガニック・リーチを達成するという時代は、もう終わった。何かメッセージを作って送り出すのであれば、ちゃんと観客に届けたいと思う。そういう点ではペリスコープのペイド・サポートは、理にかなっていた」と、ブエノ氏は語った。

多角的にキャンペーンを展開

さらに大きなキャンペーンの際には、去年のキャンペーンで行った「ベーコン・パペット」を再利用。擬人化された「ベーコン人形」が10代の子どもたちに「正しい道を生きる」ことの重要さを説く、というユーモアなビデオとなっている。

ビデオのなかではベーコン人形2人が燻製チップを見つけ、煙を焚くべきか検討したり、日光浴をしているベーコン人形が、自分がもっと薄いスライスベーコンだったらと思慮にふけったりする。そして結末では、「ベーコネーター」バーガーは「きちんと正しい」方法で作られている、食べられるべきバーガーだというメッセージが伝えられた。

 

ウェンディーズのエージェンシーであるVMLは、今年のデジタル施策をFacebook、Twitter、YouTubeで運営。またFacebookでは360度写真も実施した

ペリスコープもまだまだ人気

Facebookのライブ動画がますます人気になるなか、ペリスコープは広告主にとって存在感の薄いものになったと思う人もいるかもしれない。しかし、Twitterによるこのライブストリーミングプラットフォームについてまだ希望を失っていないブランドのひとつがウェンディーズなのである。

ほかには、JPモーガン・チェイス、ウィングストップ(Wingstop)、アンハイザー・ブッシュ(Anheuser-Busch)、ベライゾン(Verizon)は、ペリスコープのNFLパッケージを購入、あるいはペリスコープのライブストリーミングを行ったブランドとして名を連ねている。リプレイハイライトやツイート埋め込み、ライブオートプレイといった最近ペリスコープに加えられたアップデートも、ブランドを引き寄せるのに貢献しているようだ。

Tanya Dua(原文 / 訳:塚本 紺)