NYの路上スノーボード動画、なぜかジープの宣伝に大貢献(ただしタダ働き)

「何インチか雪が積もれば、そこにはバイラル動画をヒットさせるチャンスがあるのさ」。

ニューヨークが大雪に見舞われた、先週の土曜(2016年1月23日)。四輪駆動車ジープ・ラングラーにけん引させたスノーボードでマンハッタンを駆け抜けたビデオを投稿する瞬間、映像クリエイターのケイシー・ネイスタット氏は、そんなことをつぶやいたかもしれない。

主にFacebookでバイラル

YouTubeロゴのついた真っ赤なジャケットを着たネイスタット氏自身がスノーボーダーとして出演した、この2分間のビデオ映像は、瞬く間にネット上での一大バイラルを巻き起こした。

彼が28万人のファンを持っているFacebookでは、この動画は2日間で2300万ビューを記録すると同時に、27万回もシェアされている。その一方YouTubeでは、Facebookの10倍にもおよぶ200万人にチャンネル登録されているにもかかわらず、視聴者数はわずか6万人にとどまった。余談にはなるが、この結果は、SNSであるFacebookがバイラル動画に強いということを、見事に浮き彫りにしたと言えるかもしれない。

ジープの広告と誤解する声

それにしても、市内は通行止めになった場所もあったほどの大雪だったにもかかわらず、ネイスタット氏のジープ・ラングラーはスタックすることもなくスムーズに走行していく。それはあまりに順調すぎて、視聴者に「これはジープのネイティブ広告なのではないか?」という疑問さえ抱かせるほどであった。

そしてこのビデオは、星条旗を掲げたネイスタット氏のスノーボードを曳くジープ・ラングラーが、タイムズスクエアを走り去っていく姿で幕を降ろす。まるでラングラーの製品コンセプト「自由の国アメリカ製の、四輪駆動車の究極形(The ultimate, all-American, 4×4 freedom machine)」を体現しているかのようだ。


ニューヨーク市警察とのスノーボーディング。
よくやった。ジープの広告としての可能性は大きい。


これはジープの広告とすべき。


ジープは、ネイスタット氏に投げ銭するべきだね。
いままで観たどのジープの広告よりいい。

関与はないがジープも感銘

米DIGIDAYがこうした疑問をネイスタット氏にぶつけたところ、彼は「車はあくまで私物であり、ジープはこの動画には一切関与していない」と述べ、それが誤解であることを説明。

また、ジープはコメント要求には応じなかったものの、英国ジープの広報ディレクターであるケイト・サクストン氏のTwitterには、今回の動画でラングラーが見せたパフォーマンスについて、ジープ・ブランドが感銘を受けていることを示唆するツイートが、数回にわたって投稿されているという。

Jordan Valinsky(原文 / 訳:ワタナベダイスケ)