「パワーレンジャー」の新スーツ、デザインに不満の声が噴出:性差別との批判も

1993年からアメリカでテレビ放映されている「パワーレンジャー」シリーズ。日本の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズとして人気は衰えない。

その映画版が2017年春より公開されることが発表された。最後に映画版が公開されたのは1997年のことなので、ちょうど20年目のスクリーン復帰となる。20年近くもの空白期間があったことを思えば、リブート映画の公開を控えた「パワーレンジャー」が直面する最初の戦いの場がインターネットというのは、まさに相応しいのかもしれない。

2016年5月5日、戦士たちの新しいスーツがはじめて正式にお披露目された。「エンターテインメント・ウィークリー(Entertainment Weekly)」によると、新スーツは伸縮性のあるスパンデックス素材をやめて、「体を包み込んで結晶化する、地球にない物質でできた半透明のアーマー」になったという。

公開までにまだ時間はあるが、ネット上ではすでに、新スーツのデザインについて不満の声が渦巻いている。

そのなかから、いくつかをご紹介しよう。

@EW @PowerRangers 嘘でしょ、これじゃ子供の頃のイメージが台無し。なんとかして

 

@EW @PowerRangers どうやら、ダフト・パンクが次のアルバムを出すようだ。

 

@EW @PowerRangers 何をするにも、かなり重そう……。

 

しかし、問題は、モデルのクリッシー・テイゲンが指摘しているように、女性レンジャー2人がウェッジヒールの靴を履いていることだ(オリジナル作品のキャストは全員が同じ靴を履いている)。

 

ゴーゴーパワー……ウェッジ(ヒール)???

 

テイゲンのツイートをきっかけに、このコスチュームが性差別を助長するものだとして多くの批判が巻き起こった。

 

@chrissyteigen これは本当に腹立たしい。ありえない。

 

@chrissyteigen コスチュームの作り手は、いまだに「女性」=「ヒール」だと思ってるからな(ため息)。

 

@chrissyteigen まったく同感。しかも、あの強調された胸は何? いい加減にして!

 

「ハフィントンポスト(The Huffington Post)」でも、制作会社の判断にライターが異を唱え、次のように書いている。「男性のコスチュームにないウェッジヒールが、なぜ女性に必要なのか? それは、女性は宇宙から来た侵略者と戦うときも、当然のこととして外見を気にするからだ。要するに、そういうこと」。

フォーブス(Forbes)」も見出しで、新しいスーツは「(性別を問わない)ジェンダーニュートラルのテストで落第」したと一蹴し、次のように書いている。「あきれた判断だ。事前に回避できた問題だからこそ、特定のジェンダー観に基づく独りよがりの固定観念にはまり込んだ結果といえる」。

このシリーズは「ゴーゴーパワーレンジャーズ!」のテーマ曲でも有名だが、今回ばかりは「ゴーゴーアウトレイジ(侮辱)!」とも言うべきか、不満の声が相次ぐ事態となっている。

Jordan Valinsky(原文 / 訳:ガリレオ)