いまブランド幹部が求めるデジタルマーケティング人材とは:効果的なSNS投稿よりもROIを

デジタル化は加速する一方であり、ブランドのデジタル戦略を首尾一貫させるためには、それを支えるさまざまな才能を適切に組み合わせる必要がある。

米DIGIDAYがフロリダ州キー・ビスケーンで開催した「DIGIDAYブランドサミット(DIGIDAY Brand Summit)」では、デジタルマーケティングとデジタルメディアの人材について、一番フラストレーションを感じている点は何か、ブランドの幹部たちに尋ねた。

彼らの回答では、データの扱いが得意で、しかも好奇心と適応力がある人材を見つけ出すことだという声が多かった。

コカ・コーラ

デジタルマーケティング担当グローバルグループディレクター キム・ナット氏

Snapchat(スナップチャット)の活用法やFacebook投稿のコピーライティングがわかっている素晴らしいデジタルマーケターはいる。だが、彼らがそれを実際のビジネス目標に活かせるかというと、たいていそこまではいかない。そのような、技術的な知識や分析的な思考力が十分にあり、かつそれをビジネスに活かせるハイブリッドな人材を見つけることは、おそらく当社における一番の課題だろう。

GoPro

グローバルソーシャルメディア担当シニアマネージャー ステファニー・ミラー氏

ソーシャルとデジタルが進化するにつれ、データに没頭して数字と分析で頭が一杯で、しかも若者文化に通じ、新しいチャネルを追えるドンピシャの人材を見つけるのが、ますます難しくなってきている。GoProの課題は、なんとかして両方の世界を股にかけられる人材を見つけることだと考えている。

チリーズ

デジタルイノベーション担当バイスプレジデント ウェイド・アレン氏

データがあるのは重要だが、データマイニングして、利用しなければ意味がない。お客様用タブレット、新しいモバイルアプリ、レストラン内でのWi-Fiサービスなど、うちが実施しているどの戦術も、データサイエンティストが社内に必要だ。データマイニングをどうするか。SQLのコードや新技術でいかにデータを抽出するか。それをどう理解しやすい形にして、どうやって幹部に報告し、いま起きていることを理解してもらうか。

ドクターペッパー・スナップル・グループ

マーケティング担当ディレクター エリック・ブラックウッド氏

変化する環境に適した人材を見つけるのがうちの最大の課題だ。データオタクであると同時に、その情報を組み合わせてマーケターのようにプレゼンできる人物。そういった最高の組み合わせを追い求めている。左脳と右脳のバランスだ。当社では、ブランドチームにはMBAを、メディアとコンテンツのチームにはメディアの人間を大勢雇っているが、データを理解して処理できる人材の獲得にはまだ苦労している。

「アボカド・フロム・メキシコ(メキシコ産アボカドのレシピサイト)」

デジタル戦略主任 イボンヌ・キンザー氏

テレビとラジオは50年間変わらなかったが、デジタルは日々変化している。だから、公式な教育と訓練はさておき、常に新しい情報を仕入れることが好きな、好奇心旺盛な人間である必要がある。これは教えられるものではなく、デジタルの世界で成功したい人には、学ぼうという欲求が欠かせない。

Tanya Dua (原文 / 訳:ガリレオ)
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