インドのネット人口が米国を抜く、スマホユーザーの半分はアジア:デジタルマーケティング10【6月1週】

1週間の業界のトピックをおさらいする「デジタルマーケティング10」。手早くチェックを済ませたら、どうぞいい週末をお過ごしください。

有名ベンチャーキャピタルKPCBのメアリー・ミーカー氏らによる「インターネット・トレンド」レポートが発表された。1995年に開始された有名レポートは、全世界のネットユーザーの伸びが減速していると指摘している。ブルームバーグの取材によると、中国は近年経済の拡大期を迎え、ネットユーザー数の拡大に大きく寄与したが、現在は飽和したとミーカー氏は指摘。唯一顕著に伸びているのはインドだ、と語っている。インドは米国を抜き、中国に次ぐ世界2位に浮上しているという。

平均120ドル(1万3000円)程度のスマートフォンが、インドのネットユーザーの拡大に寄与しており、デスクトップ、ラップトップはスキップ。インドは欧米プラットフォームがそのまま実力を発揮できる環境ではないことから、インド流のエコシステムが形成されることが予測される。

  • スマートフォンユーザーの地域で、アジア太平洋は52%を占める。伸び率は2014年(35%)から2015年(23%)に減速した。
  • 北米・欧州・日本がグローバルGDPに占める割合は1985年の63%から29%に後退。アジアが63%を占めている(2015年)。
  • 世界のネットユーザーは30億人に達する。唯一急速に伸びているインドのネット利用率は33%から40%に拡大。ネット利用者数は米国を抜き、中国に次ぐ世界2位。
  • 出荷数でiOSが前年比11%減。アンドロイド7%増。中国でのiPhone販売の落ち込みが影響。
  • GoogleとFacebookでインターネット広告の伸びの76%を占めている。

以下、今週の10トピック。

1. 有名ベンチャーキャピタルKPCBの「インターネット・トレンド」は、ネットユーザー数の拡大が減速していると指摘。例外はインド(KPCB)

2. LINEが7月にも東京証券取引所に上場する見通しの報道(日本経済新聞)

3. LINEの広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」を本格運用開始(LINE)

4. ウーバー(Uber)がサウジの政府系ファンドから35億ドル(約3800億円)の出資を受けたと発表。累計140億ドル以上の資金を調達(日本経済新聞)

5.  Snapchatのデイリーアクティブユーザーが1億5000万に達し、Twitter(同1億4000万)を抜く。ブルームバーグの調査。Snapchatは創業わずか4年(ブルームバーグ)

6. Snapchatブームは欧米圏の話か、それとも日本まで届くのか(DIGIDAY[日本版])

7.  若者が異なるデバイス、プラットフォームにいる時代。保険会社もSnapchatで若者にリーチする(DIGIDAY[日本版])

8. クラウドベースのEコマースサービスを提供するデマンドウェア(Demandware)を28億ドル(約3100億円)で買収。新部門「Salesforce Commerce Cloud」を立ち上げ(Salesforce)

9. 博報堂DYグループ、独自のDMP活用したPMPの提供を開始(博報堂DYデジタル)

10.  米広告の祭典「アドバタイジングウィーク」が東京でアジア初開催(DIGIDAY日本版:初日2日目3日目

Written by 吉田拓史
Photo by Thinkstock/GettyImage