週末に復習したいデジマ業界10のトピック【2016年3月第1週】

今週はVice Mediaがテレビ放送を開始。デジタルメディアがテレビに進出する快挙であり、番組に馴染むCMを自社内制作部門で制作する点など、テレビのビジネスモデルをアップデートするのか、に注目が集まる。米国ではテレビCMは広告費の7割を占めるといわれるが、在庫価格が落ちており、新しい方策が模索されている。大手NBCUが在庫の自動取引(プログラマティック取引)を今秋開始する記事はこちらことも、今後のテレビ広告ビジネスを占う試金石になるだろう。

1.デジタルメディア発のTVチャンネルVicelandが放映開始。LGBT、ラッパーのグルメ番組などパンクなユースカルチャー。テレビCMを番組に馴染む形にし、番組あたりのCM時間に縛られないビジネスモデルを模索する(英文:アドウィーク)――DIGIDAY[日本版]関連記事「デジタル発のメディア複合体」

2. デロイト、カンヌ8冠の制作会社買収。コンサルの広告事業拡大は止まらない。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)も2,3社買収を検討(DIGIDAY[日本版])

3. 米ヤフー、非コア事業を10〜30億ドルで売却を検討。「特許、土地、不動産そして非中核事業」はすべて売却の対象。投資家はコアビジネスの売却を求めている。ベライゾン、タイムなどが買収に関心(ロイター)

4. Snapchat(スナップチャット)、1日あたりの動画視聴数80億回。デイリーユーザー1億人は平均して25〜30分Snapchatを利用。(英文:Bloombergs)

5. Facebookの広告主が全世界で300万突破。1年で50%以上の増加を記録し、その大半を中小企業が占めている。傘下のインスタグラムの広告主も全世界で20万突破(Facebookインスタグラム
――DIGIDAY[日本版]関連記事「Facebookの中小企業戦略」

6. Googleがアドブロックに対する態度を硬化。Androidのアプリストアで、広告ブロックアプリの提供を禁止(Androidpolice)

7. 「最終的な競合相手はデジタルベンチャー企業。最大のリスクは業界外のベンチャーが美容業界の概念を変えること」(ロクシタンジャポン社長の西口一希氏:DIGIDAY[日本版])

8. 4月にはFacebookの「Messenger」で、パブリッシャーがコンテンツ配信をできるようになりそうだ。メッセージングアプリをプラットフォーム化する(Marketing Land)

9. 若年層向け米女性デジタルメディア「ポップシュガー」が、フィットネス専門TVチャンネルに番組を提供へ。デジタルメディアのテレビ逆流事例。フィットネスの教祖はテレビに若者を連れてこられるか(英文:アドウィーク)

10. 米有名バスケットボール選手、ステファン・カリーの奇跡のシュート映像が、広告誌「アド・エイジ」のソーシャルメディアMVPに。スポーツ視聴がソーシャルで拡散する時代(英文:アドエイジ)

Written by 吉田拓史
Photo by Thinkstock / Getty Images