デジタルマーケティング業界で抑えておきたい10のトピック【2016年2月第2週】

2016年2月第2週、デジタルマーケティング業界で抑えておきたい情報を10のトピックにまとめた。

今週はTwitterのユーザー数の伸びが横ばいになり、仏クリテオがアドテクの勝ち組入りを高らかに宣言。米スーパーボウルではCMを越えるブランディングが発明され、広告会社が世界中で買収に精を出していることが確かめられた。

以下、10のトピックにはリンクが付与されている。関連する記事に触れてほしい。

1.アドテク大手・仏クリテオ(Criteo)の2015年売上高が10億ドル(約1200億円)超え。為替変動の影響を除いても前年比50%増の好決算。アドテクの勝ち組クリテオ

2. 「たくさんのバドワイザーを飲むつもりだ」。米広告の祭典スーパーボウルの勝者はバドワイザー。MVPペイトン・マニング選手のひと言が、30秒500万ドル(約5億5000万円)のCMの効果を上回った(DIGIDAY[日本版])ハーフタイムのビヨンセのライブでは、レストラン「レッドロブスター」が無料広告のチャンスをふいにした(DIGIDAY[日本版])

3. Twitterの2015年第4四半期決算が印象にかける内容。月間アクティブユーザー数は3億2000万人で横ばい。Twitterはタイムラインを「ニュースフィード」に変えようと試みるTwitter

4. 米通信キャリア最大手ベライゾン、米Yahooの買収に「関心」。Yahooとベライゾン傘下のAOLの媒体、広告プラットフォームがうまく融合するか。ベライゾンは顧客情報を囲い込んでおり、新たなウォールドガーデン(壁で囲まれた庭)の誕生も。DIGIDAY[日本版]

5. マーケティング業界の買収、WPPが最多、電通イージスが2位。上位10社中5社が広告会社。コンサル、ベンダーへの対抗、新興国進出などが背景か。(DIGIDAY[日本版])

6. ピュブリシス第4四半期決算が堅調。通年の売上高は前年比1.5%増の96億ユーロ(1兆2000億円)。ただ、2015年末のユニリーバとロレアルのアカウント損失が来期どう響くか、注視が必要だ(DIGIDAY[日本版])

7. デジタルメディアグループVice Mediaのテレビ参入が2月29日に迫る。新チャンネル「VICELAND」番組の予告編はユースカルチャー一色。テレビを観ない若年層のグループを集められるか(DIGIDAY[日本版])

8. 博報堂の「kyu」、有名デザインカンパニー「IDEO LP」に30%出資。IDEOはAppleなどとの協働、デザインシンキングの提唱などで知られる博報堂

9. タイム社(Time Inc)が音楽共有サイトMySpaceを買収。Facebook登場前はソーシャルメディアの大本命だったが、メディア王ルパート・マードック氏の買収を経て、今度は創業94年の老舗出版社の手に。復活?(The Verge)

10. Googleは2017年以降、Googleディスプレイネットワークでの、アドビFlashを採用した広告を禁止する。Flashの脆弱性はこれまでも指摘されていた(米DIGIDAY)

日経平均が急落しているが、元祖「プログラマティック取引」に危険性はないのだろうか。中国の景気は大丈夫なのか(少なくとも爆買している)。欧州の金融機関はしのぎきれるのか。そして何よりも、週刊文春のスクープ連発はテクノロジーの進歩と関係があるだろうか。そういうことを考える週末になりそうだ。

Written by 吉田拓史
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