週末に復習したいデジタルマーケティング業界10のトピック【2月第1週】

2016年2月第1週、この週末に復習しておきたい、デジタルマーケティング業界ニュースを10のトピックとしてまとめた。

IBMが着々とマーケティング業界に足場をつくり、マードックのメディア王国の決算は不調も、デジタル領域に望みを託す。アルファベットの好決算がFacebookの追撃を引き離し、「世界広告大戦」となりそうな米大統領選がついに序盤戦に突入した。

以下、10のトピックにはリンクが付与されている。関連する記事に触れてほしい。

1. IBMが1週間で3社買収。うち2社が中堅デジタルエージェンシー。同社のエージェンシー部門の人員は1万人を超し、電通イージス全体の4分の1程度の水準。マーケティング業界はIT、コンサルが参入し、群雄割拠状態が激しさを増す。(DIGIDAY[日本版]

2. メディア王ルパート・マードック氏のニューズコーポレーションの売上高が前期比8.1%落ち込んだ。4期連続減収。総売上高の65%を占める広告事業の売上は12%減。紙媒体の落ち込みが響いた。同社は35%伸びたデジタル事業をコアに育てる方針。(ロイター:英文

3. ルパート・マードック氏次男のジェームズ氏が英衛星放送BスカイBの会長に返り咲き。英王室関係者盗聴スキャンダル絡みの退任以来、およそ4年ぶり。BスカイBのCEO「彼は疑いなく会長にふさわしい」。(ガーディアン:英文

4. インスタグラムが1分間の動画広告をローンチ。米通信大手T-Mobileによる人気ラッパー・ドレイクを起用した動画が初陣をきった。(DIGIDAY[日本版]

5. ワイアード(WIRED)、ハフィントンポストを含む30の米パブリッシャー(媒体社)がFacebookページで他社の記事をポストするシンジケートを整備している。記事のソーシャル流通の新しい形になるか。(米DIGIDAY:英文

6. Googleの親会社アルファベット(Alphabet)の第4四半期が先週のFacebookに続き好決算。広告が収益をドライブしており、Google、Facebookによるデジタル広告の寡占は近づいている?(DIGIDAY[日本版]

7. VML日本法人代表の荻野英希氏「動画メディアを育むべきとき」。「高品質なデジタルメディアを育てることができなければ、若年層への影響力を失いつつあるマスメディアの衰退とともに、広告の出稿先が失われてしまうのです」。(DIGIDAY[日本版]

8. 米国でアプリインストール広告がトレンド。メッセージングアプリSnapchatがカジュアルゲーム「クッキージャム」で初陣。(Adweek:英文

9. 検索マーケティング(SEM)もモバイルシフト気味。アドビによると、グローバルでのSEM市場の伸び率(前年比)は、2014年10〜12月期の12%から2015年同期には3%に落ち込んだ。ただし、モバイルのシェアは全体の37%に達しており、ゆっくりと拡大している。(CMO.com:英文

10. 米大統領選挙の予備選が封切られた。共和党予備選出馬のジェブ・ブッシュ氏は、兄のジョージ・W・ブッシュ元大統領を広告に起用。現職のいない大統領選のため、世紀の広告合戦になると予測される今回。デジタル広告はミレニアル世代の票獲得に効果を示すか。(TIME:英文

Appleが4インチ版「iPhone 5se」を3月下旬にも販売するというウワサも、今週報じられた。AppleはiOSプラットフォームを活かし、定額制ビジネスに向かっているが、比較的小さくて安価になるであろう、このモデルが果たす役割はどうなるか。

Wrriten by 吉田拓史
Photo by Thinkstock / Getty Images