デジタルマーケティング業界で抑えておきたい10のトピック【2016年1月第5週】

2016年1月第5週、デジタルマーケ業界で抑えておきたい情報を10のトピックにまとめた。

特に今週は、広告予算に関してGoogle、Facebookの存在感が増していることが判明。世界的にモバイルによるネット接続傾向が露わになり、Snapchat(スナップチャット)がもっとも広告費が飛び交う祭典に進出した。

以下、10のトピックにはリンクが付与されている。関連する記事に触れてほしい。

1.広告世界1位のWPPグループは2015年、グループ合計でブランドの広告予算40億ドル(約4800億円)をGoogleに、10億ドル(約1200億円)をFacebookに投じたことを明らかにした(ビジネスインサイダー:英文)。メディアプランニングにおいて、インターネットの巨人たちを無視することはできなくなりつつある。

2. Facebookユーザーの5割が「モバイルオンリー」(モバイルだけの利用)に。2015年第4四半期の広告売上高の8割がモバイル広告(DIGIDAY[日本版])。北米、欧州が売上の7割に貢献したが、ユーザーの6割はアジア太平洋・その他地域にいる。今後アジア太平洋・その他地域が売上、ユーザー数における存在感を増していくはずだ。

3. Facebookのアドネットワークがモバイルウェブに拡大。Googleとのネット広告競争に拍車か(DIGIDAY[日本版])。同ネットワークは2015年第4四半期で売上10億ドル(約1200億円)。コムスコアによると、モバイルウェブのリーチはアプリの2.5倍ある。モバイルウェブは依然として重要だ。

4. 横山隆治氏、デジタルインテリジェンス代表:「現代のメディア・プランニングはデジタルとアナログをまたいだ高度な知識が必要になる」(DIGIDAY[日本版])。「これからは、テレビとデジタルの架け橋となる指標が必要なのです。そのために、テレビ視聴の取引通貨を、GRP(延べ視聴率)ではなく、ターゲットインプレッション数(表示回数)に移行してみるべきだと思います」。

5. 米インタラクティブ広告協議会(IAB)、年次会合に参加登録したアドブロック企業を拒否。「彼らは多様性と表現の自由に対する脅威」(英文:IAB)。

6. IBMがデジタルマーケティングのクリエイティブエージェンシーの「Resource/Ammirati」を買収。広告代理店領域を拡大か(英文:Adweek)。マーケティングオートメーションの競合、オラクル、アドビ、セールスフォースたちも近年、関連企業の買収を繰り返してきた(この内容に関してはDIGIDAY[日本版]で)。

7. 急成長のメッセージングアプリSnapchatが、アメリカで最も広告費が使われるスーパーボウル関連商品を「完売」、情報筋(米DIGIDAY

8. 豪雪のニューヨーク。一般投稿の路上スノーボード動画がジープの「広告」に(DIGIDAY[日本版]

9. Googleはスマホ時代の動画マーケティングは「マイクロモーメント」が重要と指摘(DIGIDAY[日本版])。「Googleは「何かをしたい」という意図が生じたとき、すぐに目の前にあるデバイスを使って調べる・買うといった行動を起こす瞬間をMicro-Moments(マイクロモーメント)と定義し、この瞬間は、生活者が何かを決断したり、ブランドに対する好みを形成する大切な瞬間でもあると提唱している」。

10. 英経済誌「エコノミスト」が日メッセージングアプリLineにニュース供給へ(米DIGIDAY)。高級誌「エコノミスト」とコミカルなLineの組み合わせに注目が集まる。1日4〜6本のペースでコンテンツを配信する。

ニューヨークで豪雪になり、鹿児島県・奄美大島のサンゴまで白くなった今週の寒波。週末にかけて雪の予報もある。風邪をひかないように。

Wrriten by 吉田拓史
Photo by Thinkstock / Getty Images