地図に「Nike+」で描かれた『スター・ウォーズ』キャラ:制作者「すべてはそこにある」

カウチポテトよりずっと健康的な手段で、映画『スター・ウォーズ』シリーズの新作公開を祝った人物がいる。

米デジタル広告エージェンシー、R/GAのUXデザイナーであるジーン・ルゥ氏は、自らのランニングの軌跡によってポートランド市街に『スター・ウォーズ』の象徴的なイメージをいくつかトレースした。彼が描いたのは、ストーム・トルーパーやTIEファイター、AT-ATスノーウォーカー、そしてダース・ベイダーといった銀河帝国軍の面々だ。

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実は、ルゥ氏が勤務するR/GAは、ナイキの運動量トラッカー「Nike+」に関与している代理店。彼らは2006年にランニングデータの追跡・記録手段である「Nike+」のプラットフォームを制作したのだ。そこで、この仕組みを利用して、自身のランニング経路をビジュアル化したのだという。この製品は、いまは亡き「フューエルバンド(Fuelband)」の陰にしばらく隠れてしまっていたが、2012年には複数の広告賞を獲得するほどのプロダクトに成長している。

誰でも再現することが可能

ちなみにルゥ氏は、2013年にも同じ手法で、地図上にテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターを描いたことがある。このアイデアはルゥ氏が所属するUXチームがナイキランニングの新機能を試していたときに編み出したもの。もしもあなたが『スター・ウォーズ』オタクを自認するなら、ストーム・トルーパーダース・ベイダーを描く経路を再現するためのデータをDropBoxからダウンロードすることも可能だ。

「私にとって『スター・ウォーズ』は、愛おしく懐かしい子供時代の思い出だ」と話す、ジーン・ルゥ氏。ランニングルートをうまくマッピングする秘訣について訪ねた米DIGIDAYに、「すべてはそこにある。あとはあなたがそれを見つけるだけだ」と、まるでジェダイ・マスターの謎かけのようなコメントを残した。


マッピングで悪ふざけする者も

ちなみに、この「Nike+」によるトラッキング機能は、冗談めかした「悪ふざけ」の側面で注目されることもある。たとえば、同じくポートランドのエージェンシー、ワイデン+ケネディ(Wieden+Kennedy)のコピーライターであるクレア・ワイコフ氏が、このアプリを使ってサンフランシスコ全土にまたがるペニスの絵を描いたのは2014年夏のことだ。ルゥ氏が『ゲーム・オブ・スローンズ』を描いた数カ月後のことである。

また、このマッピングは広告にも活用されていて、欧州のスポーツ用品店「インタースポート」は、彼らのロゴを象ってランニングをした顧客にディスカウントを提供したこともある。

Written by ワタナベダイスケ(参考記事